避難する場所を家族で確認
いざ地震が起こってから避難先を調べていては、逃げ遅れてしまう可能性も。あらかじめ非難場所を確認しておきましょう。
避難先は、お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどで確認できます。災害の種類によっもも安全な避難経路が異なってくるので、慌てず避難ができるよう避難経路も併せて確認しましょう。
また、落ち着いて避難ができるように、家族で実際に避難訓練をしてみてもいいですね。
災害時の連絡方法を確認
災害発生時には、携帯電話があっても回線が混雑して連絡が取れなくなってしまうことも考えられます。いざというときに慌てないようにあらかじめ、連絡方法を家族で共有しておきましょう。
災害時は電話が増え、回線がつながりにくくなります。総務省によると、東日本大震災の直後は最大平常時の約50~60倍以上といった大量の通話が一時的に集中したという調査もあるほどです。
災害用伝言ダイヤル
NTTをはじめとする通信会社の協力で開始された災害用伝言ダイヤルは、局番なしの「171」で、日本全国どこからでも発信できます。
災害用伝言ダイヤルは、震度6弱以上の地震発生時および、震度5以下やその他の災害時といった電話の繋がりにくい状況に応じて運用されており、無料で使用できます。(一部の携帯電話やPHSの場合、各通信会社によって料金が異なります)
使い方はとても簡単で、171をダイヤル後、音声の指示に従って連絡を取りたい相手に音声メッセージを録音できます。48時間以内であれば再生が可能。
毎月1日と15日および、8月30日~9月5日の防災週間や1月15日~21日の防災とボランティア週間には、災害用伝言ダイヤルが体験できる期間があり、実際に試して使い方を確認することもできます。
また政府インターネットテレビでは、災害用伝言ダイヤルの使い方を動画で分かりやすく視聴できるので、家族みんなで確認しておくと安心ですね。
災害用伝言版
「災害用伝言版(web171)」では、インターネットを利用した文字で伝言を伝えることが可能。回線が繋がりにくい災害発生時でも、通常の回線とは別のものを使用するため安心です。
音声版の災害用伝言ダイヤルと連携しているので、音声の録音を文字で確認することもできます。
こちらは、音声版と異なり海外からでも伝言を確認し、新たに追加することも可能。また体験版が使用できる期間であれば音声版同様、実際に試すこともできます。
離れて住む家族とも連絡方法を共有
ご紹介した安否確認方法は、同居の家族だけではなく、離れて住む家族にも共有しておくと、災害時にスムーズに連絡を取ることができるでしょう。
また、災害用伝言サービスや伝言板を使用したり、不要不急な電話を控えたりすることで、被災地内の緊急を要する電話がスムーズに利用できることにもつなががります。
節目の3.11を迎えるにあたって、もう一度家族みんなで災害について話し合ってみましょう。
参考:総務省|安全・信頼性の向上|災害用伝言サービス (soumu.go.jp)