ほうれん草や小松菜の「根本」は食べなきゃ損!栄養豊富な“根本”まで丸ごと味わう方法とは

料理・グルメ

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 ほうれん草

2022.08.11

切り落として捨てがちなほうれん草・小松菜の根元ですが、しっかり洗えば葉や茎と同様に調理できます。泥などの汚れが溜まりやすい部分なので、その洗い方もご紹介します!「野菜の食べていいかわからない部分の食べ方」シリーズ、今回は「ほうれん草・小松菜の根元」に注目します。教えてくれたのは、東京医療保健大学准教授の細田明美先生です。

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教えてくれたのは 細田明美 先生

細田先生お写真

東京医療保健大学 医療保健学部 医療栄養学科 准教授 細田 明美(ほそだ あけみ) 先生
管理栄養士、健康運動指導士、健康咀嚼指導士。

2006年より東京医療保健大学医療保健学部医療栄養学科に在職。臨床栄養学などの講義・実習を担当。子供の入院に付き添う親への食事支援や、子どもから高齢者の口腔機能と食習慣についての研究に従事している。TV、雑誌など各メディアでも活躍。

ほうれん草・小松菜の根元って食べられるの?

小松菜出典:www.photo-ac.com

細田先生「根元は食べることができます。ほうれん草や小松菜はβ‐カロテンやビタミンCなどのビタミン、カルシウムや鉄などのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは葉より根元に多く含まれているといわれています。ほうれん草の根元の赤い部分には、マンガンも豊富に含まれており、甘味もあります。また、小松菜はカルシウムの量はほうれん草以上で、牛乳並みです。よって、根元は、貧血を予防する鉄、骨を健康に保つカルシウムやマンガンが豊富です。捨てずに使いましょう。」

根元の汚れって、どうやって洗うの?

「根元」部分の洗い方とオススメ調理

細田先生「根元部分は、葉や茎と同様に料理で使えます。ただし、根元部分は泥がついていたり、汚れが溜まりやすいです。十字に切れ目を入れて、よく洗ってから使いましょう。」

十字の切れ目

細田先生「ほうれん草や小松菜に含まれるカルシウムはビタミンDと一緒に摂取すると吸収率がアップします。ビタミンDを多く含むきのこ類と組み合わせるとよいでしょう。また、ビタミンCは水溶性のため、スープも飲めるような料理に使うのもおすすめです。」

きのことほうれん草のスープ出典:www.photo-ac.com

つい切り落として捨てがちな、ほうれん草と小松菜の根元。栄養豊富な部分と知ると、もったいなくて捨てられなくなりました。根元丸ごとだと抵抗がある方は、薄切りにするなど見た目に工夫するのがオススメ。食べる分には何も違和感ありませんでした。ぜひお試しください!

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著者

Yukikoさんプロフィール

Yukiko

"いまを生きる"をモットーに日々の暮らしを楽しむ北欧好き。北欧式整理収納プランナー、作業療法士、終活ライフケアプランナーの資格の資格をもつ、2児の母。シンプルで豊かな北欧ライフを理想とする一方、度々ある夫の転勤や幼いこどもたちに振り回されながらの毎日。引っ越しの度に家中のモノと向き合ってきた経験を生かし、オシャレでスタイリッシュな部屋づくりの術をお伝えします。

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