夜に脚がだるくなる原因とは
足に疲れが溜まると骨盤周りやふくらはぎなど、下半身の筋肉が硬くなります。筋肉が硬くなると、その周りの血行や老廃物を流す働きも悪くなり、私たちの身体にだるさやムズムズとした不快感を引き起こすことも……。
血液やリンパ液だけでなく体内の水分も足元に溜まりやすくなるため、むくみ・冷え・こむら返りが起こる・皮膚の色が悪くなるといった弊害も起こりやすくなります。
こんな一日を過ごしていませんか?
下記のどれかに当てはまるような日は、今回ご紹介するヨガポーズで早めに疲れを解消することをおすすめします。
- 長時間同じ姿勢をとっていた(座りっぱなし・立ちっぱなし)
- 一日中、脚に合わない靴を履いていた
- 普段の何倍もの距離を歩いた(運転した)
- 慣れない運動をした
- 着圧の強いタイツやパンツを履いていた
立ったり歩いたりする時間がいつもと変わりなくても、サイズの合わない靴や締め付け感の強い衣服を着用することでも筋肉は硬くなり、血行も悪くなるため気をつけましょう。
疲れやだるさを残したままにすると……?
血行不良や全身の水分バランスの悪さを放置すると、一体どうなるのでしょうか。
たとえば、眠っているときに脚がつるようになる・むくみが慢性化して見た目が太くなる・下半身に怪我を負ったとき治りにくくなるといった事態に繋がる可能性も出てきます。
疲労感や倦怠感によって睡眠が妨げられるようになると、精神的にも疲弊していきます。心も身体も両方健やかでいるためには、不快感をその日のうちに解消することがとても重要です。
寝たままできる「ハッピーベイビー」のポーズ
ここからは、ポーズのやり方とポイントを解説していきます。
やり方
- 仰向けに寝転がり、ヒザを90度に曲げる
- 脚の親指を手指2本または3本で掴む(上画像を参照)
- あごを引いて、後頭部から背骨全体が一直線に床に着いている状態にする
- 肩幅よりもやや広めに、ヒザ同士の間隔をあける
- 息を吐きながら、手の力でヒザを脇の下に向かって押し下げていく
- その状態で、ゆったりと深呼吸を6~7回繰り返す
疲れ具合によって呼吸の回数を多くしてもOK。お腹を膨らませるように吸ったり吐いたりを繰り返すようにしましょう。
ポイント
手指で脚を掴むのが難しい場合は、掌で足裏を掴んだり足首を掴んだりしても問題ありません。手の力がかけやすく、しっかりと脇の下方向に押し下げられるような持ち方を選ぶようにしてみてください。
まとめ
ハッピーベイビーのポーズは生理中であまり動きたくないときのケアとしても使える、万能ポーズです。一日の疲れをリセットするには就寝前に行うのがおすすめですが、基本的には自分の好きなタイミングで行って問題ありません。ぜひ、今夜から試してみてください。