40代女性の「平均給与」
1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与を年齢階層別にみると、女性は以下の通りとなっています。
※参考:国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査
女性の平均給与は、年齢によって大きく違いがありません。20代の給与と40代の給与水準は大体同じで、全世代を合わせた女性の平均給与は302万円となっています。
なお、男性は、年齢によって平均給与が大きく変わります。男性の場合、 60 歳未満までは年齢が高くなるにしたがい平均給与も高くなり、55~59 歳が最も高く、平均給与は687万円となります。
女性の給与は増えにくい原因としては、産休や育休でキャリアが中断されてしまうケースが多いことが考えられます。また、育休後も、子育てや家事をしながらでは、業務時間が長い責任のあるポストにつきにくいということが考えられます。
近年、働く女性は増えていますが給与がなかなか上がらないなど、女性の働く環境は、決して楽ではないことが分かります。
女性が収入を増やす方法3つ
女性は、年齢が上がってもお給与が上がりにくいという特徴があります。しかし、そんな中でも、収入アップを目指したいという方は多いですね。収入アップを目指すには、大きく3つの方法があります。
1.働き方を変える
現在、パートタイマーや一般職など、昇級や昇格がない働き方をしている場合、お給与アップをするのは難しいでしょう。仕事自体は難しくなるかもしれませんが、部下を持ってチームをまとめるようなポジションの仕事や、パートタイマーから正規社員になるというように、働き方を変えると、お給与が一気に増える可能性があります。
2.転職をする
今の職場で昇給が見込めない場合は、よりお給与が高い職場へ転職をする必要があります。業務経験や知識を多く積んでいる40代女性の場合、タイミングによっては、良い条件で転職できるケースもあるでしょう。転職サイトをチェックするなど、普段からアンテナを張ることがポイントです。
3.副業をする
今の職場で働きながら、副業をすることで、全体の収入アップを目指すことも可能です。ただし、副業を禁止しているケースをもあるので、事前に確認するようにしましょう。副業禁止の職場の場合、副業を認めている会社に転職をするという方法もありますよ。
まとめ
女性の場合、年齢を重ねても平均給与が上がらないという厳しい現実があります。残念ながら、会社で受け身の姿勢で働いていては、給与は増えません。そこで、収入アップを目指すためには、自ら行動することが大切です。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分の給与アップのためにできることはないか、考えてみてはいかがでしょうか。