1.権力闘争に巻き込まれる王と愛する女性の切なすぎる運命のロマンス史劇「最愛の敵~王たる宿命~」
激しい権力争いに巻き込まれ、政敵になってしまう両想いの男女を描くロマンス時代劇。王位を守るために愛する女性を捨てなければならない王と、生き抜くために王妃の座に就かなければならない女性という、愛し合う2人の複雑で残酷な運命を描く物語で、見始めたら先が気になって止まらなくなる注目作です。
1506年、朝鮮の王となったイ・テ(イ・ジュン)は、世子だった頃に見初めて、自分の妃にしようと考えていたユ・ジョン(カン・ハンナ)が、王宮内で敵対する側に取り込まれたことを知り、衝撃を受けます。お互いを大事に想い、守りたい、生き残ってほしいと願っている2人ですが、イ・テは王位を優先しなければならず、ユ・ジョンを王宮から追い出そうとします。でも、王の敵に大切な者たちを人質に取られたユ・ジョンは、王妃になるしか仲間を助ける術がなく……。
名家や庶民の娘が王家に嫁いだり、側室になったりするドラマは多いですが、本作は結婚するはずの2人が政治的な問題に巻き込まれて、一緒になることができないという、悲しい展開から始まっていきます。お互いを愛する気持ちは強い2人なので、あまりにも切なくてドラマチックな時代劇です。
2.崖っぷちから国家の命運を握る立場へと上り詰めていく歴史超大作「風と雲と雨」
朝鮮王朝末期に繰り広げられた王位争奪戦。その史実の裏側で、占いや霊力を使って次の王を予言し、国家の命運を左右する者たちがいた……!?
他の作品とは一線を画す、見たことがないような斬新な時代劇「風と雲と雨」。
19世紀後半の朝鮮。名家の長男として生まれた、誰もが羨む貴公子のような存在のチョンジュン(パク・シフ)は、文武両道なだけではなく、優しくて思いやりのある好青年でしたが、友達だったはずのインギュ(ソンヒョク)に嫉妬され、陥れられて何もかも失うことに。
父を殺され、愛するボンリョン(コ・ソンヒ)とも引き裂かれたチョンジュンは、どん底に突き落とされますが、山奥で修業して“四柱推命”という占いを学び、朝鮮最高の易者となります。やがて、“キングメーカー”として国家を揺るがすほどの地位に大出世していくチョンジュン。占いを操り、運命を切り開いていく彼と、人の運命が見える不思議な霊能力を持つ巫女の娘であるボンリョンの人生が複雑に絡み合い、2人のラブストーリーも展開していきます。
チョンジュンを演じる人気俳優パク・シフのアクションシーンが最高にカッコいいのですが、ボンリョンに床に押し倒される男女逆転“床ドン”シーンも話題を呼び、彼のキュートな一面も楽しめます! 見どころの多いオススメ時代劇です。
3.新羅時代のイケメン精鋭集団がぶつかり合いながら友情を深めていく「花郎<ファラン>」
日本版も作られた大ヒットドラマ「梨泰院クラス」や「彼女はキレイだった」の主演で知られる大人気俳優のパク・ソジュンが時代劇に初挑戦し、主演を務めた青春ストーリー。今から約1500年前の新羅時代を舞台に、様々な思惑を抱えながら、王の親衛隊 “花郎(ファラン)”に加入する若者たちの愛と友情を描きます。
賤民の村で名前もなく育ったムミョン(漢字で書くと無名/パク・ソジュン)は、生き別れた家族を捜したいという親友のマンムン(イ・グァンス)と共に都に潜入。ところが、マンムンは何者かに殺されてしまいます。その後、マンムンの父と出会い、彼の本名がソヌだと知ったムミョン。親友の無念を晴らし、彼の妹アロ(Ara)を守るために、ソヌの身分証を手にしたムミョンは、ソヌとして生きることを決意。
一方、新羅第24代の若き王、真興王(パク・ヒョンシク)は、摂政の母・只召太后の命令で世間から隠れて生きていましたが、母から王権を奪還すべく、只召太后が創成した見目麗しい青年だけを集めた花郎に、身分を隠し、母にも黙ってジディという偽名で加入。
新羅の貴族制度に反感を抱き、内側から探るために花郎となったソヌは、王だと知らずにジディとぶつかり合いますが、やがて絆を深め、成長していきます。
前回、“眼球浄化”(韓国でよく使われる目の保養、眼福といった意味)いう表現を紹介しましたが、本作に登場するのはまさに眼球浄化のイケメンばかり!
人気K-POPグループ、BTSのVや、SHINeeのミンホらも花郎に加わるキャラクター役で出演しています。
ソヌとジディとアロは三角関係を繰り広げ、アロを守るための胸キュンシーンも満載! 目も心もたっぷりと潤う、華やかな時代劇です。