夏の支出額をチェック
まずは、夏の平均支出金額をチェックしていきましょう。総務省が行っている家計調査によると、2022年4半期ごとに見た、毎月の平均消費支出は、以下の通りとなっています。
<2022年四半期ごとの平均消費支出(総世帯)>
1~3月期 :234,726円
4~6月期 :240,742円
7~9月期 :237,456円
10~12月期:255,388円
この調査を見ると、夏(7~9月)の支出は、他の季節と比較して決して高くなるわけではないことが分かります。
1年で最も支出が多くなるのは、実は10~12月です。これから夏以降に出費が増える傾向にあるので、夏休みはできるだけ無駄使いをしたくないですね。意識してお金を管理して、夏休みに出費を減らしてみましょう。
夏に支出が増えるNG行動
では、具体的に、夏の支出が増えるNG行動をチェックしていきます。以下の行動をしている人は要注意です。
1.コンビニの多用
暑い夏、ちょっと休憩にと、コンビニに寄り道してしまうのはNGです。熱中症対策のための水分補給等は大切ですが、コンビニに立ち寄ると、アイスクリームやお菓子など、ついつい不必要なものも買ってしまうかもしれません。コンビニの商品は、スーパーに比べると割高です。できるだけ行かないようにするのが賢明でしょう。
2.頻繁な外食
家族がみんなお休みだと、外食をする機会が増えるでしょう。もちろん、予算を決めて、時々家族で外食を楽しむのは悪いことではありません。しかし、頻繁に行き過ぎると、やはり出費が増えてしまいます。家族での食事は、家でも十分楽しむことができます。夏ならではの、おうちBBQや流しそうめんなどに挑戦してみてはいかがでしょうか。
3.予算を決めない旅行やレジャー
夏の旅行やおでかけは、予め予算を決めておくことが大切です。交通費や宿泊費、食事代など大体の金額を見積っておくと安心ですね。夏休みの開放的な気分で、ついついお金を使いすぎてしまわないようにしましょう。
4.不規則な生活
夏休みは、生活リズムが乱れがち。この不規則な生活が、実は無駄使いにつながります。例えば家族がバラバラの時間帯に活動すると、エアコンを色々な部屋で使用したり、使用時間がのびでしまうリスクがあります。
また不規則な生活で体調を崩すと、病院に行って診察を受けたり、薬を買ったりと、医療費もかかってしまうかもしれません。実は健康な体を維持することこそお金の節約につながるのです。夏休みも規則的な生活を心がけましょう。
小さい心がけが大事!
いよいよ夏本番。無理なく節約しながら、夏休みを満喫したいと考えている方は多いでしょう。どれも小さい心がけですが、NG行動をしないようにするだけで、夏のお金の使い過ぎを防ぐことができます。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ今年の夏の過ごし方を家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
参考 家計調査 2023年(令和5年)1~3月期平均 (2023年5月9日公表)四半期平均結果