畳をゴシゴシ拭くのはNG!
畳に液体をこぼしてしまったとき、「はやく拭かなきゃ!」と慌ててしまいがちです。
もちろん早急に水分を取りのぞく必要はありますが、かといってタオルでゴシゴシ拭いてはいけません。
強い力でこすると、汚れが広がったり畳の奥まで入り込んだりして、キレイになるどころか汚れがひどくなる場合もあります。
畳の汚れを取りのぞくには、ちょっとしたコツがあるんです。
畳が濡れたときの応急処置
用意するもの
・タオル
・ドライヤー
・水
手順1.乾いたタオルを汚れに押しあてながら、水分を取りのぞきます。
畳に汚れがついたままの状態で水拭きすると、汚れが広がってシミが残ることも……。
乾いたタオルで拭くのではなく、タオルに液体を吸わせるイメージで軽く押しあてましょう。
手順2.汚れの上に少しだけ水をかけて、乾いたタオルを再度押しあてます。
ジュースなどのしつこい汚れは、あえて水で薄めたほうがキレイに落ちます。
ただし、水はほんの少量にとどめてください。
こぼしたものが水なら、この工程は不要です。
手順3.タオルである程度汚れが落ちたら、ドライヤーで乾かします。
畳に水分が残っていると、カビやシミの原因になります。
タオルで取りきれない水分は、ドライヤーを使ってしっかり乾燥させましょう。
ただし、ドライヤーの熱風で畳が傷んだり、発火したりする恐れもあるため、温風ばかりを吹きかけるのはNGです。
畳とドライヤーは30cm離して、冷風や弱モードを使いながら乾かします。
ていねいな処置でダメージを最小限に
畳に液体をこぼしてしまったときは、いかに汚れを広げずに早く取りのぞけるかが重要です。
丁寧な処置をすれば、畳のダメージを最低限に抑えることができますよ。