秋冬服の見えない「ダニ・ホコリ・黄ばみ汚れ」を落とす洗濯術【衣替え後の洗濯必須!】

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 秋冬服の見えない「ダニ・ホコリ・黄ばみ汚れ」を落とす洗濯術【衣替え後の洗濯必須!】

2023.10.22

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。急に肌寒くなり、衣替えの季節ですね。皆さんは、衣替えから出した服を洗濯してから着用していますか?家族全員分となると少々手間ですが、衣類に付着したダニ・ホコリ・黄ばみをしっかり洗い流すため、衣替え後は着用前の洗濯が欠かせません。特にお肌の弱いご家族がいる場合は、しっかり洗濯することが大切です。

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長期間収納していた服にはダニ・ホコリが…

衣替えで出した衣類は、一見キレイなように見えても、長期間しまっている間に繊維の奥に残った皮脂などをエサに、ダニが繁殖していたり、ホコリ・カビが付着している可能性があります。

そのため、着用前には一度洗濯をしましょう。

その際、しまっている間に表面化してしまった黄ばみニオイのケアも忘れずに行います。

衣替え後のお洗濯<トラブル別対処法>

シミ・黄ばみはつけ置き洗い

黄ばみは落とし切れなかった皮脂汚れが酸化したもの

衣替えで衣類を出してみたら、黄色いシミが…!という経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか。
衣類の黄ばみは、落とし切れなかった汚れが酸化し、目に見える形で表れたものです。
黄ばみが発生してから時間が経ってしまうと、落とすのが難しくなります。

黄ばみがあった衣類は、部分洗い用洗剤を直接塗布し、つけ置き洗いしましょう。
その際、40℃以上のお湯を使うことで洗剤の洗浄力がUPし、蓄積した汚れや黄ばみを溶かし出しやすくなります。ただし、秋冬物の洋服は、ニットなどお湯を使うと縮んだり風合いを損ねる恐れがある衣類が多いため、お湯を使ったつけ置き洗いの前には、必ず洗濯表示を確認しましょう。

水温上限を必ず確認しましょう出典:www.fujikyo.co.jp

桶マークの中に書いてある数字は水温の上限です。「30」の衣類には温水が使えません。

気になるニオイは洗濯で

すすぎの回数は2回以上に!

防虫剤などのニオイが気になるときは、洗濯をし、風通しの良い場所で良く干します。
すすぎは2回以上、ニオイが気になるものは3回以上に設定します。
すすぎの回数を増やすことで、ニオイを落とす効果が高まるため、洗濯時はよくすすぎましょう。

カビはクリーニング店で相談

カビが生えていた場合、酸素系漂白剤で落とせる可能性もありますが、おしゃれ着など大切な衣類はクリーニング店で相談をする方が安心です。
漂白剤を使用する際も、必ず洗濯表示を確認します。塩素系漂白剤は、色柄物には使えません。

漂白剤を使う前は、洗濯表示を確認します

おしゃれ着は優しくケア

おしゃれ着は中性洗剤を使って優しく洗います

秋冬物の衣類は、ニットなどデリケートな衣類も多いため、おしゃれ着を洗濯する際は、中性洗剤を使用し、洗濯機の「デリケートコース」や手洗いで洗います。

おしゃれ着には、柔軟剤を使用することで、埃の付着や静電気を抑える効果もあります。

動画で見る:ニットのスペシャルケア

 

衣替え前後の洗濯は手間ではありますが、大切なお洋服を長く・キレイに着るためには欠かせません。
特に、衣替え後の洗濯を怠ると、ダニ・カビ・ホコリなどのアレルギー反応を引き起こす原因にもなるため、着用前には必ず衣類に合ったケアを行いましょう。

シミなどの汚れを落とし、シーズンの初めにしっかりケアすることで、お気に入りをより長く、キレイに着られるようになりますよ!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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