「シーツ・ブランケット」に染み込んだ“大量の汗・皮脂”をしっかり落とす洗濯方法とは?

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 「シーツ・ブランケット」に染み込んだ“大量の汗・皮脂”をしっかり落とす洗濯方法とは?

2023.07.30

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。人は人生の3分の1の時間、眠っていると言われていますが、それだけの時間を過ごす寝具は……どのくらいお手入れをしていますか? 汗の汚れは目に見えづらいですが毎日毎日蓄積しています。洗濯物がよく乾く夏、大物寝具をしっかりお洗濯してみませんか?

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一晩にかく汗はコップ1杯分!

一晩にかく汗はコップ1杯分出典:www.photo-ac.com

一日のうち、睡眠時間=寝具に触れている時間は、7~10時間にもなります。
みなさんは、寝具をどのくらいの頻度でお洗濯しますか?

パジャマを着ているとしても、毎晩コップ1杯分の汗を吸い込んでいる寝具は、汚れているように見えなくても、実は汗・皮脂汚れが蓄積されています。

この汚れが、ダニの繁殖お肌トラブルの元に。
洗濯物が乾きやすい夏だからこそ、寝具をよく洗って、お手入れしましょう!

週に一度はお洗濯!

寝具のお洗濯、本当は毎日するが一番ですが、実際は難しいですよね。
大物は、お休みの日にまとめてお洗濯するのがおすすめです!

シーツ、ブランケットは週に1~2回、お洗濯しましょう!

美肌を目指すなら、枕カバーは毎日清潔に

美肌を目指すなら、枕カバーを清潔に

唯一、出来たら毎日変えてほしいのは、枕カバー

直接肌に触れる時間が長い枕カバーには、汗・皮脂・よだれ・フケなど様々な汚れが付着します。
その汚れが、ニキビや吹き出物、肌荒れ、かゆみなどの肌トラブルの原因に。
洋服を毎日変えるのと同じように、枕カバーも予備を用意し、毎日清潔なものを使うのがおすすめです。
お肌への刺激を減らすことで、肌トラブルを防ぎましょう!

汗が染み込んだ寝具の汚れのお手入れ方法

汗や皮脂などの、身体から出るタンパク質汚れが繊維に染み込んでしまうと、普段の洗濯だけでは落とし切ることができません。
普段のお洗濯にプラスし、お湯を使った洗濯で、繊維に染み込んだ汚れまで溶かし出しましょう!

40℃以上のお湯を使うと、洗剤の洗浄力がUPし、衣類に染み込んだ汚れまで、溶け出しやすくなります。
アルカリ性の洗剤のほうが皮脂汚れを落とす洗浄力が高いため、おすすめです。

汚れだけでなく、ニオイもスッキリしますよ!

※お湯を使ったお洗濯の前には、必ず「洗濯表示」をご覧ください。

大物洗濯前は「大きさ」「重さ」に注意!

大物を洗う前に、洗濯機に入る大きさか、確認しましょう!
入りきらない大きさのものは、コインランドリーを活用します。

洗濯機に入る大きさか、事前に確認します洗濯機に入る大きさか、事前に確認します

水を吸った大物は非常に重くなるので、つけ置き洗いをする場合は、あらかじめ洗濯ネットに入れておきます。

畳んでから大型洗濯ネットに入れましょう畳んでから大型洗濯ネットに入れましょう

しっかり落とすなら、浴槽でつけ置き洗い

■つけ置き洗いの手順

1.浴槽に40℃ほどのお湯を張り、アルカリ性粉洗剤をよく溶かします。(使用量は洗剤パッケージ参照)

洗剤をしっかり溶かすことで洗浄力UP!洗剤をしっかり溶かすことで洗浄力UP!

2.寝具がしっかり洗浄液に浸かるよう入れ、30分~2時間ほどつけ置きます。

3.浴槽から寝具を取り出し、洗濯機にかけます。

洗濯機でお手軽に!温水洗い

温水洗い機能がついていない時は、お風呂のお湯取り機能を使いましょう!

蛇口の下にバケツを置き(または、洗面台に)お湯を溜めます。
そのお湯をお湯取りホースで吸って、洗濯します。

お湯を使うと汚れ落ちが劇的に変わるので、汗をかきやすい夏のお洗濯におすすめです。一度やってみるとヤミツキになるかもしれません!

※お風呂の残り湯は、汚れや雑菌が含まれるため、洗濯には使用しないでください!

浴槽に必要な量のお湯を張り、吸水するのもOK!浴槽に必要な量のお湯を張り、吸水するのもOK!

夏は大物をたくさん洗濯しよう!

洗濯物がカラっと乾きやすい夏は、シーツやブランケットなどの大物寝具をお洗濯するのにピッタリ!

洗いたてのシーツで寝るのは、とても気持ちがいいので、ぜひお洗濯してみてくださいね。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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