プラスチック製は軽くて扱いやすいけど……
今まで、プラスチック製の保存容器を愛用し続けてきた理由は3つあります。
・値段が安い(買い替えやすい)
・軽くて扱いやすい
・たくさん入る
100均でも購入でき、気軽に買い替えられるコスパのよさはやっぱり魅力的です。
軽くて割れる心配もないので、多少雑に扱っても大丈夫。たっぷり入る大容量のタイプもあり、食材やおかずの保存に重宝していたのですが……。
それでも私が、ガラス製の保存容器に乗り換えたのにも、きちんと理由があります。
ガラスに浮気してよかったメリット
(1)汚れがさっと落ちる
プラスチック製の保存容器は、とにかく「汚れが落ちにくい」。これが本当に厄介です。
野菜などの油分がない食材を保存するぶんには問題ないけれど、油が少量でも含まれていると、プラ容器はギトギトに……。
食器用洗剤で漬けおきしても落ちず、ダイレクトに洗剤をかけてこすってやっときれいになる。洗うのに、洗剤も労力も消費します。
その点、ガラスの保存容器は、油を入れてもなんのその。
漬けおきした後にスポンジでこすれば簡単に落ちるので、洗い物にかかる時間、使う洗剤の量がぐんと減りました。
(2)色・臭い移りの心配がない
プラスチック製の保存容器だと、「入れられるもの」が限定されるのも難点でした。たとえば、カレーやミートソース。
こういった色の濃いおかずを保存すると、確実に色と臭いが移ります。容器に一度移った色と臭いは、どう頑張っても落ちないのがまた厄介です。
油こってりのおかずを入れると洗うのが大変だし、色と臭いが濃い料理は移るのが心配……。
となると、「プラスチック製の保存容器は、そんなに使い勝手がよくないな」と思うように。
一方、ガラス製の保存容器は、色・臭いともに移りません。
カレーを入れても、なんのその。食材・おかずを選ばずに使える使い心地のよさは、プラスチック製よりも勝っていると感じました。
(3)皿に移さなくても見ばえがいい
プラスチック製の容器も、そのまま電子レンジ加熱できるものは多いのですが、そのまま出すことになんとなく抵抗がありました。
手づくりした料理も、なんとなく「手抜き感」が出てしまうんですよね。
そのため、わざわざお皿に移して食卓に並べることが多々ありました。
その点、ガラス製の保存容器はどことなくおしゃれで、そのまま食卓に並べても見ばえします。
クリアだから、どんな料理も食卓になじむのもいいところ。茹でただけのブロッコリーも、なぜか一品として成立するので、移し替えなくてもいいんです。
耐熱なので、電子レンジだけでなくオーブントースターにも使えるのがまた便利。
グラタンやドリアなど、焼き上げる工程もガラス容器に入れたままできるので、調理工程が1~2個減らせます。
ガラス製の容器は家事をラクにしてくれる
プラスチック製の保存容器と違って、「割れる」「重たい」欠点はありますが、食器と同じだと思えばそれほどデメリットには感じません。
むしろ、「プチスチック容器からお皿に移す」「ゴシゴシ洗う」といった手間が省けて、自炊や後片付けがラクになりました。
透明なガラス容器は中身がひと目でわかるので、「冷蔵庫に入れっぱなしで食べ忘れ……」といった食品ロスも減。食費の節約にもつながりますよ。
これから保存容器を新しく購入するときは、ぜひ「ガラス製」の容器も手に取ってみてください。