ざわざわな1年の始まり…
2024年の幕開けは、能登半島大地震や羽田での大きな事故のショッキングな映像が繰り返し流れ「おめでとうございます」のご挨拶を言い辛いお正月。
心を傷めた方も多かったことでしょう。例にもれず私もかなりの動揺を自覚したので、1月2日に防災記事を書くために家を出ました。もちろん家でも原稿は書けるのですが「できるだけお正月気分はオフにしよう」と思い、ワーキングサロンへ向かいました。
防災記事を書きながら
琴の音のBGMが流れ、そこかしこで新年のあいさつが繰り広げられる中、原稿を書くことに集中して「揺れが収まったら家じゅうの水道を全開にして、とにかくお水を溜めましょう。断水しても水道管の中やマンションの給水タンクにある水を獲得すること。」と、活動の中で得た知識をまとめていると、気持ちが少しずつ落ち着きました。
ざわざわを行動に変換する
ライフラインが途絶えただけでなく、倒壊した建物の中からの人命救助もままならない中、情報は一層きめ細かくなり、被害の全貌が届き始めた頃、Yahoo!で募金ができる情報を見つけました。そこで少額ながら送金をして、原稿入稿の連絡を編集部に入れ、公開日が決まり…と、作業がどんどん進むにつれて、ようやく私自身は平穏な状態を取り戻しました。
つまりは、頭の中ににある不安や心の中の「ざわざわ」を、何らかの被災地への行動に変換することが、私には必要だったようです。
「今できること」をやってみる
自分なりに「防災への心がけを今一度思い出す」ことと、募金をすることで「今できることはやった」という、少しの自己肯定感?のようなものが沸き、冷静にニュースを見られるようになりました。防災リュック内の保存食の賞味期限のチェックや乾電池とコンタクトや薬の補充を終えたとき、ふ~っと長い呼吸をひとつ。
どうも、地震から心だけでなく身体も緊張していたようで、ずっと息が浅くなっていたのか、呼吸ひとつで随分リラックスすることができました。
臨場感あるニュースが疑似体験に
世間のあらゆる情報が手のひらのスマホに集まる時代になったことで、自分の身に起こっていないことでも、まるで体験したかのように気分が落ち込んでしまったことがあります。ニュースひとつでとんでもない不安に襲われたり、悲しい気持ちになることが増えました。震災が起こるたび「元気な人はいつもの活動を!」と呼びかけられるけれど、あふれる情報に溺れてしまったかのように、自分のペース自体がなかなか保てない…という不安も新たに生まれてきました。
思考と行動の一致
そんな1月2日、原稿を書き終えた帰り道にFMから「頭の中と行動を一致させると、心が安定する。」という言葉が流れてきました。へぇ!うまいこと言うな、つまりは「考えていることが行動に移せないことが、1番ストレスになるってことか!」と、納得。
2024年は「思考と行動の一致」を心がけようと決めました。それも、できるだけ先送りにせず、早めに行動に移してストレスフリーな日々を送ろうと思います…って、いやそこまでは無理だな(笑)流石にストレスをゼロにするのは無理だけど、ぼちぼちできるだけ、こんな方法で今年は自分をチューニングしてみようと思っています。