「普通のカレー」と材料は同じなのに全然違うごちそう感!栄養たっぷりで体もよろこぶレシピ

料理・グルメ

2024.02.27

体によい果物の代表、りんご。豊富に含まれるポリフェノールは抗酸化作用が高いので、季節の変わり目で体調が揺らぎやすいこの時期にはぜひ積極的にとりましょう。豚肉と一緒にカレー粉で煮込めば、おしゃれな洋風の一皿が完成します。

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「1日一個のりんごで医者しらず」

大根出典:stock.adobe.com

冬の間にぜひ楽しみたいのが、りんごを使った料理。
「1日一個のりんごで医者しらず」ということわざがヨーロッパにはあるくらい、りんごは万能な果物です。

ビタミンCのほか、カリウムや貧血を防ぐと言われるリンゴ酸、それに抗酸化作用のあるポリフェノールがたっぷり。ポリフェノールには花粉症の症状緩和効果があるとも言われるので、いまの時期にりんごを食べると花粉症の方にも少しは効果があるかも?

ポリフェノールは皮の部分に多く含まれるので、今回は皮ごと料理に使います。皮ごと使うことでたっぷりの食物繊維がより多く摂れるのも嬉しいポイント。

よく洗ってから使いましょう。

カレー風味の豚肉りんごがお店のような味わい

肉とりんごの組み合わせは、うっとりするような美味しさ。わが家では、肉とりんごのソテー、肉とりんごのクリーム煮などいろいろな味で楽しんでいます。

サンプルイメージ

肉とりんごの組み合わせになじみがない方にも食べやすいのがカレー煮。

「りんごとはちみつ入り」のカレールウがあるくらい、りんごとカレーは相性ばつぐんなのです。

合わせる豚肉は脂の少ないモモ肉をチョイス。体への負担を軽くしながら良質なタンパク質を一緒に摂りましょう。りんごの酵素でモモ肉が柔らかく仕上がるのも嬉しいポイント。

料理に果物が入っているなんて……と抵抗がある方にこそ、ぜひ試していただきたい一品です。

りんごと豚肉のカレー煮(調理時間 15分)

材料(4人分) 

・豚もも薄切り肉……200g
(下味)
 ・塩……小さじ3分の1
 ・カレー粉……小さじ1
 ・こしょう……少々
 ・小麦粉……大さじ1

・りんご……1個
・じゃがいも……2個
・玉ねぎ……中サイズ半分
・しょうが……1かけ

(味つけ)
 ・酒……大さじ1
 ・カレー粉……小さじ2
 ・塩……小さじ半分
 ・ケチャップ……小さじ2

・油……大さじ1

作り方

1.  まず下準備から。豚肉は食べやすい大きさに切り、下味をつける。 
サンプルイメージ

玉ねぎは薄切り、じゃがいもは半分に切ってから8mmの厚さに切る。しょうがはすりおろす。


りんごは4等分して芯を取り、皮をつけたままイチョウ切りにする。サンプルイメージサンプルイメージ

2.  フライパンに油を熱して豚肉を炒め、表面の色が少し変わったら玉ねぎを加える。


3.  肉に火が通ったら、じゃがいもとりんご、しょうが、酒、塩、カレー粉も加え、フタをして煮る。サンプルイメージサンプルイメージ

4. ときどき混ぜながら10分煮る。途中でケチャップも加え、塩で味をととのえる。サンプルイメージ

カレー粉で下味をつけて、よりおいしく

豚肉には塩、カレー粉を揉み込んで。
カレー粉の香りで肉のおいしさがふくらみます。
 

サンプルイメージ

そのあと小麦粉をまぶしてから焼けば、油の少ないモモ肉でも柔らかく食べられます。
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ごはんを添えて、洋風のごちそうに

カレーライスとほぼ同じ材料ですが、普通のカレーとはまったく違うごちそう感が出るのが不思議。
華やいだ味わいになります。

サンプルイメージ

ごはんは、もしあれば、ターメリックライスにするとよりおいしいですよ。米1合に対して、ターメリック小さじ半分と塩少々、油少々を加えて炊きます。米にバターひとかけを加えて炊くシンプルなバターライスもおすすめです。

冷めて味がなじむとさらにおいしいので、できれば、時間に余裕を持って作ってみてくださいね。
多めに作って朝ごはんにするのも楽しいですよ!

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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