自宅で洗える?まずは洗濯表示をチェック!
桶の中に×が書いてあるものは、自宅では洗えません。クリーニング店に持ち込みましょう。
桶の中に手のマークや数字があるものは、自宅で洗濯が可能です。
最近の洗濯機は、手洗い表示の衣類を洗えるコースがあるので、洗濯機の説明書を確認しましょう。
制服の洗濯頻度は月に一度!
頻繁に洗うと傷んだり型崩れてしまうのでは……と洗濯を控えている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、着用時間の長い制服にはすぐに汚れが蓄積していきます。
学期ごとの洗濯では、蓄積した汚れが落ちにくくなってしまうため、軽い汚れの内にしっかり洗濯して落としておくことが大切です。
消臭スプレーで汚れは落ちない!
洗濯の代わりに、消臭スプレーを使う方もいらっしゃいますが、一時的にニオイを抑えることは出来ても、ニオイの元である"汚れそのもの"を落とすことはできません。
洗濯していれば落ちたはずの汚れが蓄積したままになることで、むしろより汚い状態になってしまうため、過度な使用には注意が必要です。
洗濯前の3つのチェック
ポケットの中をチェック
ゴミを取り除き、ホコリや砂などをはたきましょう。
シミ・襟袖の黒ずみをチェック
シミや皮脂汚れ(黒ずみ・黄ばみ)がある場合は、中性洗剤を塗布して優しくもみ洗いしましょう。
ゴシゴシ擦り洗いをすると、繊維を傷めてしまいます。
ほつれ・ボタンをチェック
ほつれていたり、ボタンが取れていないか、確認します。
傷んでいる場合は、直してから洗濯しましょう。
自宅で失敗ナシ!制服の洗い方
事前準備
- 詰襟の場合はボタン・カラーを外し、ファスナーを閉めます
- ファスナーやホックを閉めます
洗濯機洗いの場合
- 制服を大きめに畳み、1枚ずつ洗濯ネットに入れます。 この際、汚れている襟袖が表面に来るように入れましょう。 (小さく畳すぎるとシワの原因になります)
- 中性洗剤を使い、おしゃれ着コースで洗濯機にかけます。
- 風通しの良い日陰で良く干します。
※洗濯機洗いをする場合は、他の衣類とは一緒に洗わず、制服だけ単体で洗いましょう。
手洗いの場合
- 制服を大きめに畳みます。
- 桶や洗面台に30℃の水を張り、中性洗剤をよく溶かします。
- 上から手の平で優しく押し洗いします。
- 汚れが気になる袖・裾口は、手の平で握ったり離したりを繰り返します。
- 水を2回以上入れ替え、よくすすぎます。
- 洗濯ネットに入れ、30秒ほど脱水します。
- 風通しの良い日陰で良く干します。
型崩れを防ぐ!干し方のコツ
洗濯後は、シワを防ぐためすぐに干しましょう。
制服は基本的に乾燥機が使用できないものがほとんどです。型崩れ・傷みの原因になるので、注意しましょう。
上着・スカート・スラックスは陰干し、白いYシャツ・ブラウスであれば洗濯表示をみて天日干しをしましょう。
上着
厚みのあるハンガーにかけ、形を整えてから陰干しましょう。
ニトリの「衣類が乾きやすいハンガー」は風の通り道を作れるので、乾きにくい制服が早く乾きます。
スカート・スラックス
風の通り道を作るよう、筒干しします。
Yシャツ・ブラウス
シワが気になる時は、手の平で叩いて伸ばしてから干しましょう。
蓄積汚れを防ぐ、プレウォッシュの習慣を
ジャケットやスカートは月に一度の洗濯ですが、Yシャツやブラウスは、着用のたびに洗濯しましょう。
皮膚が擦れやすい首元、袖口には皮脂汚れが付着し、黒ずみや黄ばみが発生します。
皮脂汚れは水に溶けにくく、普通に洗濯機にかけるだけでは落とし切れないことがあります。
洗濯機にかける前に、洗剤を塗布しておくと、蓄積汚れを予防することができます。中性洗剤や襟袖用洗剤を塗布してから洗濯する習慣をつけましょう。
新学期から、新しい制服を身に着ける方・お子様も多くいらっしゃると思います。
制服は汚れが蓄積しないように洗濯することが大切です。多くの制服が洗濯機で簡単に洗うことができるので、清潔なものを身に着けられるよう、お手入れをしましょう!