「ほめ写」のやり方3ステップ
「ほめ写」は子どもの写真を家の中に飾り、一緒に見ながら子どもを褒めて自己肯定感を高める子育て法です。自分に自信をもてる子になるためには自己肯定感の向上が必要です。
「ほめ写」は写真があればすぐに取り組めます。やり方は以下の3ステップ。
写真を撮る
すでに多くの写真をスマホやカメラに保存している方も多いでしょう。「ほめ写」用に新たに写真を撮りたい方は、子どもが努力する姿や笑っている姿などありのままの姿を撮ってみましょう。
写真を選んで飾る
写真を選ぶときは以下の2パターンに分けて選びます。
- がんばっている・熱中している様子が分かる写真
- 生まれたころ・家族や兄弟姉妹と笑っている写真
子どもの成長記録を改めて見返すだけでも、多くの発見があります。新しい物事に挑戦している姿や、初めてできるようになったときの喜び、家族で楽しそうに笑っている写真などを選びましょう。
写真のサイズは一般的なLサイズだけでなく、少し大きいサイズを用意するのがおすすめ。選んだ写真はリビングや子ども部屋など、子どもがよく過ごす場所や見えやすい位置に飾りましょう。
写真を見ながら褒める
子どもと一緒に写真を見ながらたくさん褒めて、褒め方が分からない方は以下の2つを参考に褒めてみてください。
- 努力した経過・達成した結果を褒める
- 子どもの存在をそのまま褒める
1つ目は子どものがんばりに着目して褒める方法です。
例えば「発表会では劇の練習をたくさんがんばったよね」や「大会で優勝できたよね」など、目に見える成果を褒めてあげます。
2つ目は子どもに真っ直ぐ愛情を伝える方法です。
例えば「あなたがいるからママは幸せだよ」や「あなたが大好きだよ」など、お子さまを大切に思う気持ちを素直に伝えましょう。
子どもの年齢に合わせた褒め方
子どもは成長していくにつれて反抗期や思春期など複雑な感情を抱きますよね。そこで、年齢別の褒め方をご紹介します。
小学校低学年の褒め方
不安と楽しみが混ざりながら始まった小学校生活に慣れていく時期。勉強だけでなく、家ではお手伝いをする機会も増えますね。成績だけでなく普段の生活でも褒めてもらえるように、日々の習慣や行動からたくさん褒めてあげましょう。
小学校高学年の褒め方
勉強だけでなく学校ではクラブ活動や委員会活動など役割の幅が広がる時期。同時に友だちと比較する場面も増え、自信を失いやすい時期でもあります。
写真選びはあえて子どもに任せてみるのも効果的です。子ども自身の好きや得意に関連した写真を飾ってもいいでしょう。子どもの主体性が伸びていき、自己肯定感を高めやすくなります。
中学生の褒め方
恥ずかしさが出はじめるため、写真を撮る機会すら減っていく時期。
小さい頃からの写真をたくさん飾りましょう。思い出話に花を咲かせるように子どもを褒めると、自分自身を振り返るきっかけにも繋がります。家族で過ごす時間が少なる時期だからこそ、子どもと話すきっかけ作りにしていきましょう。
今回は「ほめ写」についてご紹介しました。写真を見ながら褒めると、子どもの自己肯定感を高められます。家族で過ごす時間がこれまで以上に宝物になります。
スマホやカメラに眠っている写真を家の中に飾り、たくさんの愛情を子どもに伝えていきましょう。
参考:ほめ写プロジェクト https://homesha-pj.jp/