肝機能を高めて毒素を排出!春に食べたい「鉄分ビタミンたっぷり海の食材」とは?【健康レシピ】

料理・グルメ

2024.04.04

春に美味しいあさりは、春の体をととのえるのにぴったりな食材。肝機能を高めて毒素を排出しやすくしてくれ、鉄分やビタミンで新しい血を作るのも助けてくれます。くたびれた……という日には、5分で作れてしみじみ美味しい深川めしを。元気がもりもりわいてきます。あさりってこんなに美味しかったの? と驚きますよ。

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春の体をととのえる、あさり

キャベツ出典:stock.adobe.com

一年中あるあさりですが、美味しくなると言われているのは春と秋。これからの季節は潮干狩りも人気ですが、まさにあさりがおいしく、栄養も高まっている時期です。

あさりの代表的な栄養は、カルシウムやカリウムなどのミネラル分。女性に嬉しい鉄分や、貧血に効果があると言われるビタミンB12も豊富です。

春に何よりも嬉しいのは、肝機能を高めるタウリン。肝臓は栄養素の代謝や有害物質の排出にも大きな役割を果たす臓器。デトックスを進めたい春には積極的にとっていきたい栄養素です。

あさりを美味しく食べる、江戸の知恵

東京湾でとれるあさりをさっと煮込んでごはんにかける深川めしは江戸時代から続く、江戸前料理の代表です。

あさりの重要な栄養であるタウリンやビタミンB12は水でゆでると溶け出してしまうため、汁ごと食べることができる味噌汁やスープにするのが効果的。

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ごはんにぶっかけて汁ごと食べる深川飯も、栄養面でも優れた食べ方なのです。

また、油揚げを入れるのもポイント。
たんぱく質を組み合わせることで栄養の吸収がアップします。

深川めし(調理時間 5分)

材料(4人分) 

ゆであさり……150g
油揚げ……2枚
わけぎ(小ねぎ)……4〜5本

だし……600ml
味噌……大さじ3
みりん……大さじ1
醤油……小さじ2

ごはん……4膳分

作り方

1. 油揚げはタテ半分に切り、1cm幅に切る。
ねぎは3〜4cm長さの斜め切りにする。 
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2.鍋にだしを温め、あさりと油揚げを入れる。
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3.味噌、みりん、醤油を加えて味をととのえる。
ごはんにかけるので、普通の味噌汁よりもやや濃い目に。

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4.最後にねぎを加え、さっと火を通して火を止める。器に盛ったごはんの上にかける。
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味噌はゆっくりお風呂に入れる感覚で

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味噌はいきなりお湯に入れても溶けづらいですが、おたまに入れて少しお湯につけておくと自然とゆるみ、がんばらなくてもするりと溶けてだしになじんでいきます。適量をはかったおたまを少しお湯につけて、温めてあげるようにしましょう。

味噌だけだと味噌汁の味になってしまうので、ほんの少しの甘みをみりんで加え、醤油で味を引き締めるのがポイントです。

うんと疲れてしまった日におすすめ

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「晩ごはんも考えたくない!」というくらい疲れてしまった日には、外食やレトルトよりも、ささっと作れる深川飯を。

あさりのやさしいだしと味噌の旨みが疲れた体にしみこみます。

朝ごはんにも、お酒のシメにもぴったり

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肝機能をととのえてくれるタウリンが豊富なので、シメのお茶漬け代わりに食べれば、悪酔いせずにすみます。

二日酔いの朝にももちろんおすすめ。あさりのだしが、体にしみこみます。

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著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

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