衣替え前に「しまい洗い」が欠かせない理由
衣替えをした衣類は、半年以上長期保管することになります。
袖を通した服は必ず、洗濯してから保管しましょう。
蓄積した汚れのケア
着用後に洗濯をしていても、襟袖には汚れが蓄積しがちです。
汚れが残ったまま長期間保管をすると、半年後には繊維に染み込み、落としにくいシミに変質してしまいます。
これから長期間着用しない=長期間洗濯できない服だからこそ、気になる汚れをしっかり落としてから保管しましょう。
まだ目に見えない「隠れシミ」のケア
衣替えで昨シーズンの服を出すと、シミや黄ばみが気になることはありませんか?
保管前には目に見えなかった汗・皮脂汚れが、時間の経過で酸化し、目に見える「シミ」として浮き出てきます。黄ばみやカビは、衣類を劣化させる原因に。
しまい洗いで「隠れシミ」をケアし、お気に入りの服の寿命を延ばしましょう。
家庭で洗えるものは意外と多い!
冬物は特に、ニットやコートなどを「クリーニングしなくてはいけない」と面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、洗濯表示を確認してみると、ご自宅で洗濯できるものは意外とたくさんあるんです。
※手洗いマークのものも、コースによっては洗濯機洗い出来る場合があります
自宅で洗える意外なもの
- ダウン・コート
- ストール・マフラー
- ニット
- 制服
今シーズン着なかった服は断捨離も
今シーズン一度も袖を通さなかった服も、しまい洗いは必要です。
でも、今年着なかった服は、来年も着ないかもしれません。
着ない服を保管する場所も、衣替えの手間も無駄になるので、衣替えの際には服の断捨離もしましょう!
洗い上がりに差が出る!しまい洗いの5つのコツ
おしゃれ着用洗剤を使う
ニット・ダウンなどは、衣類に負担をかけず、風合いを保ちながら洗える、おしゃれ着用の中性洗剤で洗います。
シミが出やすい場所に前処理を
肌が擦れる襟袖、汗をかく脇には、まだ目に見えない隠れシミ(汗・皮脂汚れ)が潜んでいます。
日焼け止めを一年中使っている場合も要注意!
汗で落ちにくい設計の日焼け止めは、洗濯でも落としづらいのです。
汚れが付着しやすい場所には、中性洗剤を塗布し、優しく叩きこんでから洗濯しましょう。
(ごしごしこすると、生地を傷めてしまいます)
洗濯ネットを活用する
型崩れが傷みが心配なものは洗濯ネットに入れる方が安心です。
ネットに入れる際は、1枚のネットに衣類も1枚だけ、そして衣類は畳んでから入れましょう。
ボタン・ファスナーは最後までしっかり閉じます。
ネットの持ち手は、端にあるゴムの中にしっかりしまいましょう。
持ち手を入れずに洗濯すると、衣類を傷めてしまうことがあります。
洗濯ネットの正しい使い方はこちらの動画をご覧ください。
洗濯槽に入れる量は少なめに
シワや型崩れ、傷みを予防するため、また汚れをしっかり落とすために、衣類の詰め込みすぎには注意しましょう。
洗濯物を洗濯機にいれる最大量は、縦型の場合は洗濯槽の8割まで、ドラム式の場合は5~7割までが目安です。
洗濯後はすぐに・よく乾かす
洗濯が終わった衣類は、すぐに洗濯槽から出しましょう。
カビ予防のために、しっかり乾かしてから保管します。
衣替えで出した服は洗ってから着よう
急に暖かくなり、衣替えで出した服をそのまま着たくなりますが、長期間しまっていた服には、ホコリ・カビ・ダニなどがついています。洗わずに着てしまうと、ダニやホコリによるアレルギー反応で身体のかゆみを引き起こすことも。
着用前に必ず洗濯して、保管中についた汚れを落としてから着ましょう!