教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
美味しいタケノコ料理の秘訣……それは!
タケノコをおいしく食べるには、新鮮なうちに適切な下処理をすることが不可欠です。きちんとした手順で下処理をすることで、タケノコ特有の苦味やえぐみを取り除くことができます。タケノコの柔らかくて甘みのある食感を引き出すためには、次の5つのステップが大切です。
保存版!タケノコの下処理の基本ステップ5つ
1. タケノコの皮をむく
タケノコの外側にある泥がついた皮を2〜3枚むきます。この皮は非常に硬く、土や不純物
を含んでいるため、きちんと取り除くことが必要です。
2. タケノコを水で洗う
全体をさっと水で洗い流します。この時、穂先と根元の固い部分もしっかりと洗いましょう。
3. タケノコに切り込みを入れる
穂先を斜めに切り落とし、繊維に沿って2本切り込みを入れます。切り込みを入れることで、火が通りやすくなりアク抜きを効率的に行うことができます。
4. タケノコをゆでる
たけのこが浸るくらいの水を鍋に入れ、米ぬかと赤唐辛子を加えてゆでます。米ぬかがない場合は、米のとぎ汁でゆでます。竹串がスムーズに通る固さになるまでゆでましょう。
<ゆで時間の目安>
- 小サイズ……1時間30分程度
- 中サイズ……2時間程度
5. 一晩冷まして、皮をむく
ゆで終わったあとは、鍋に入れたまま一晩冷まします。一晩冷ますことで、アクがさらに抜け、タケノコのうまみが引き出されます。冷めたら、皮をむきます。
いかがでしたか? タケノコの苦味やえぐみを取り除くことができると、料理の幅もさらに広がります。筆者も早速タケノコの下処理5つのステップに挑戦することにしました。おいしいタケノコ料理で、春の味覚がさらに楽しくなりそうです。皆さんも、ぜひ試してみてくださいね!