どうして靴下はだんだん黒くなるの?
靴下には、泥やホコリなど外から付く汚れと、足汗や角質など内側につく汚れが付着します。
靴下は着用中足でずっと踏まれているため、汚れが繊維の奥に入り込みやすいアイテムです。
繊維の奥に入り込んでしまった汚れは、洗濯機にかけるだけでは落とし切れず、蓄積した汚れが黒ずみの原因になります。
靴下の臭いも汚れが原因
足裏には1平方cmあたり300個もの汗腺があるため、1日に多い時は両足でコップ1杯分もの汗をかくといわれています。
更に靴を履いていると通気性が悪く、高温多湿になるため、皮脂・汗をエサに雑菌が繁殖しやすくなります。この雑菌の繁殖が靴下の臭いの原因です。
靴下の臭いを落とすためには、内側に付着し蓄積した汗・皮脂・角質の汚れを清潔に洗うことが大切です。
もう迷わない!靴下の正しい洗い方
靴下は、丸まったまま洗濯機にかけてしまうと、汚れを落とすことができません。
汚れに合わせ、各自脱ぎ方を工夫するようご家族でルールにしておくと、家事の手間を減らせるのでおすすめです。
漂白剤の使用に注意!
靴下の洗濯表示には「漂白剤の使用をしない」と書かれていることが多くあります。
これは、漂白剤により靴下のゴムが劣化してしまうためです。
塩素系漂白剤はゴムを傷めやすいため、白い靴下であっても使用は控える方がよいでしょう。
洗い方1【外側に汚れがついているとき】
泥やホコリの汚れがついているときは、洗濯前に液体洗剤・部分用洗剤を塗布し、優しくもみ洗いしましょう。
酷い汚れの場合は、そのあとアルカリ性粉末洗剤でつけ置き洗いします。
40℃程のお湯に粉末洗剤をよく溶かし、30分~1時間ほどつけ置きしてから洗濯機にかけましょう。(長時間のつけ置きはゴムを劣化させる恐れがあります)
泥汚れの場合は、一度乾かし、泥をはたいてから洗濯するほうが汚れ落ちが良くなります。
いきなり水洗いすると、落ちない茶染みになってしまうで注意しましょう。
洗い方2【ニオイが気になるとき】
臭いが気になるときは、裏返してからつけ置き洗いをします。
40℃程のお湯にアルカリ性粉末洗剤をよく溶かし、30分~1時間ほどつけ置きしてから洗濯機にかけましょう。
洗濯の際は、すすぎ2回以上でよくすすぐと、臭い残りも減らすことができます。
干し方
ゴムの部分を下にして干すと、水の重みで伸びてしまうので、干す際は履き口を上にして干しましょう。
1足ずつピンチで挟んでつり干しします。
これから、靴下の臭いが気になりやすい季節が始まります。汚れが蓄積しやすい靴下はしっかり洗い、清潔に保ちましょう!