明日はご飯を作る時間が無い!
月末や週末が近づくと「あ~明日遅くなっちゃうな。」と、予測がついてしまうことって割とある。もうどうしても無理な時は、夕飯作りを家族にお願いしたり、テイクアウトやケータリングすることもできる。だけど「先週も使っちゃったしなぁ」とか「やっぱり高いよねぇ」と、罪悪感と食費増加に苛まれることも……。
そんな時にはコレ作ろう!
誰しも「遅くなった時にはコレだな」という時短レパートリーを持っているとは思うけど、帰宅が遅くなる「明日のために」今日作るメニューを思いつくと、実はもっといい。今日はまあまあな時間に帰宅できたけど、明日は遅くなっちゃうな……というときには、迷わずに「肉じゃが」を作ろう!
第2形態への汎用性の高さが抜群!
ジャガイモはリメイク界のスーパースター。第1形態から第2形態へトランスフォームしやすいが、見た目を全く変えることができる。よって「なんだ! 残りものかよ!」感がぐんと下がる。作る方も堂々とドヤ顔でテーブルに出すことができる。
できるだけ、じゃがいもは大きめに切る、そして白滝(糸こんにゃく)は、明日のことを考えて無しにするか、少々短めに切っておくといい。そしてもちろん、量は多めに作る。2日間使いまわすことを考えれば、少々の前振りが必要になるが、全ては明日のため。
そしてこの時期に忘れてはならないのが、冷蔵庫での保存。特にジャガイモは菌が繁殖しやすいので、残った肉じゃがは冷めたら鍋のまま、または密封容器や袋に移しかえて冷蔵庫で保管する。
第2形態 まずはカレーにリメイク
遅くに帰宅した翌日は、このYesterday's肉じゃがに「いつもカレーを作る程度の分量」の水を入れて、温める。お醤油や砂糖、みりんやなんかの和風味付けが付いているけど、No problem! 全く問題はない。迷わずひるまず、水を入れてコンロまたはIHのスイッチを入れる。
もう肉や野菜は昨日煮込んであるので、ルウが溶ける程度の温度になるまで温めるだけでいい。グツグツといつまでも煮込む必要は無いので、温まったら好みのルウをいつも通りの分量を入れる。
もしも、肉じゃがが売り切れ寸前になってしまっていて、具が少ない! ということなら、ひよこ豆や大豆の水煮、ミックスベジタブルやウインナーをこの時点で投入。その後にルウを入れて少しだけ煮込んでおくといい。この技(と言えるのか)は、キャンプにもとても有効に使える。豆類はカレーの他にも煮物やスープ、シチューなどが「ちょっと物足りないな」という場面で抜群の代打のセンスを発揮するため、常備しておくといい。
もう1度言うけれど、肉じゃがの味を全く感じないほど、しっかりカレーになるので心配は無用。
ぜひ「明日が忙しい今日」には、肉じゃがを。すると翌日は、煮込まずあっという間にカレーが完成する。
第2形態 その2は肉じゃがコロッケ
肉じゃがの翌日、意外と早く帰れたのなら、コロッケにしてもいい。とりあえず全部マッシャーでつぶして適当な大きさに丸めて、小麦粉・卵・パン粉を付けて揚げる。この季節には「揚げる」工程がハードルが高いため、あまりオススメはしないけれど、進化系としての満足度はカレーよりも高くはなる。
明日の下ごしらえを今日のメニューで!
ご飯作りは毎日続くもの……だから、できるだけ常備菜を2、3日食べるとか、炒め物を翌日に味変するなどして「全部をゼロから作らない」ことを心がける。もちろん、お惣菜や冷凍食品も使いながら、この暑い時期に栄養を欠かさないためにも、お気楽においしく元気に夏を乗り切りってほしい。