夏の収支を確認
まずは、この夏に使ったお金を確認してみましょう。普段から家計簿アプリなどを使って収支を確認している方の場合、夏に使ったお金もすぐにチェックすることができますね。普段に比べて多く使ってしまった場合、どんなことに、いくら使ったか、認識しておきましょう。
普段家計簿をつけておらず、この夏もいくらお金を使ったか分からないという方は、7月と8月の収支を調べる必要があります。普段の決済方法が、クレジットカードや電子マネーが中心の場合、カードの利用明細や、電子マネーの利用状況をチェックするだけで、ある程度出費が分かります。他の月に比べて、出費が高くなっていないか、なぜ高くなったのかを把握するようにしましょう。
家計を立て直す方法
夏にお金を使い過ぎたという方は、「7月8月は貯蓄ができなかった」「今までの貯蓄からお金を切り崩した」というケースが多いでしょう。使ってしまったお金はもう戻らないので、嘆いても仕方がありません。上手に家計を立て直していきましょう。家計を立て直す方法は、大きく2つあります。
1.先取り貯蓄の見直し
「7月8月は貯蓄ができなかった」という方は、そもそも先取り貯蓄を行っていないという方も多いでしょう。先取り貯蓄とは、毎月の給与のうち、貯蓄分を別の口座に先に移してしまう方法です。レジャーや旅行で出費が増えた場合でも、先取り貯蓄をしておけば、「今月は貯蓄できなかった」ということにはなりません。家計の立て直しのために、先取り貯蓄を行いましょう。
2.切り崩した貯蓄の補填の確認
今までの貯蓄を切り崩して、旅行費やレジャー費に充てたという場合、貯蓄の補填が必要かどうか検討します。例えば、もともと年間計画として、貯蓄の一部をレジャーに使うことを予定していた場合、補填する必要はありません。しかし、思った以上にお金を使ってしまい、貯蓄が大きく減ってしまったという場合は、貯蓄を補填していくことを検討してみましょう。
具体的には、毎月先取り貯蓄をしている金額を少し増やすのが最も成功する方法です。また、次の冬のボーナスを補填にあてる(貯蓄に多く回す)ことなどを行うとよいでしょう。
こんなお金の使い方はNG!
最後に、夏のお金の使い方として、3つのNGを見ていきましょう。自分が当てはまらないか、チェックしてくださいね。
NG1.夏の収支が結局よく分からない
NG2.貯蓄を切り崩してもそれっぱなし
NG3.使い過ぎた分、節約や収入アップを目指そうとしない
つまり、お金の使い過ぎを把握せず、「なあなあ」に見過ごしてしまうのが最もNGな行動です。使ってしまったお金はもう戻りませんが、同じような使い過ぎを減らすために、見直しをすることは重要です。カードの利用明細を眺めるだけでもいいので、使い過ぎた現状を認識し、見過ごさないようにしましょう。
まとめ
この夏、旅行やレジャーを楽しんだ方は多いでしょう。お休みを満喫することは、また仕事を頑張る活力にもなりますし、人生を楽しむ必要な手段でもあります。決して、やってはいけないというものではありません。
しかし、使うお金の限度を設けず、ただ楽しんでいるだけだと、あっという間に貯蓄がなくなってしまします。早めに気が付いて、家計を立て直す努力をすることが重要です。まずは、夏の家計の収支を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。