小学生からカラコン、ネイルは当たり前?
平成の時代では、中学生ごろからメイクに目覚めたり、おしゃれに興味を持つ子が多かったように感じます。
しかし今はそれらが低年齢化してきており、小学生から美意識に目を向ける子が増えているよう。
カラコンやネイルに限らず、なんと今は3歳からできる脱毛もあり、小学生からエステサロンに通い脱毛する子もいるそうです。
そもそもなぜ、メイクや美容意識が低年齢化してきているのでしょうか。
メイクの低年齢化、理由は?
美意識やトレンドはメディアから発信されます。十数年前は雑誌やテレビの影響が主流でしたが、今は断然スマホやタブレットから得る情報が多くを占めます。
低年齢からITツールが身近にあることによって、トレンドやおしゃれに関する情報も目に入りやすくなっているんですね。
TikTokやYouTubeでは、視聴する年代に合った、「身近な理想」にアクセスしやすくなっています。また、書店に行って雑誌を手に取らなくても、具体的なメイク方法やヘアセットのレクチャー動画も見られますよね。
おしゃれそのものも、「理想のあの子に近づく方法」も、より身近に具体的になったことが、美意識への興味が低年齢化してきた理由のひとつといえるでしょう。
子どもにとってのメイク、何がよくて何が悪いのか。
ただ闇雲におしゃれを止めて、「まだ早い」と言っても子どもは聞き入れず、制限すればするほど隠れてこっそり行ったりするもの。また、思春期になり所持できるお金が増えると、親には黙って美への課金をし始める子もでてきます。
子どもには、何を根拠にだめと言っているのか、何を心配しているのかをしっかり話をして共有していく必要があります。
例えば、
- 肌が荒れる危険性、目の周りは特に肌が弱いので注意する。
- 過度に露出した服装は、必要以上に人の目をひくため注意が必要だと伝える。
- リスクを伴う美容整形については慎重に考える必要がある。
など、デメリットを伴うおしゃれ・美容については親子で慎重に話していく必要があります。
また、もうひとつ注意しておきたいのは、親が先回りして心配しすぎること。
具体的には、
- アイプチをしたいという子に対して、「いずれ二重整形をしたいと言い始めるのでは?」と心配する。
- マニキュアを足の爪に塗ってみたいという子に対して、「ネイルサロンに行くお金なんて払えないから」と先回りして伝える。
- ピアスを耳たぶにあけたいと話す子に「おへそや顔周りにもホールを開けるとか言わないでね」と言う。
など、親が先回りして過度に心配すると「わかってくれてない」「なんでそんな風に言ってくるの?」と反発心が強くなります。
今、子どもが望んでいるものに目を向けて、その都度親子で一緒に検討していく姿勢を作っていくことが大切。
子どもの魅力がひきだせるようなおしゃれを楽しんでいけるといいですよね。