置かないもの1.壁かけの収納棚
キッチンツールを壁かけにすると、使いたいときすぐ手に取れて便利。洗った後にワンアクションでしまえるので、一見片付けが続きやすいように見えます。
しかしわたしは、“あえて”壁かけ収納をしていません。壁かけは使い勝手がいいように見えて、お手入れが大変。調理中に飛んだ油でキッチンツールは汚れますし、その上にホコリが付着してベタベタになります。
また、かけて収納する場所があると、どんどん吊るすものが増えて物量が多くなってしまう懸念点も……。
きれいに整ったキッチンを保つには、収納場所を安易に増やさないことが大事。壁かけは簡単に収納スペースを増やせるので、「ものの適正量を超える=持ちすぎ」の状態になりやすいです。できる限り棚にしまうようにすると、自然とものの持ちすぎは防げます。
置かないもの2.使わない食器
食器類は、キッチンで場所をとりやすく、捨てるに捨てづらい欠点があります。燃えるごみに入れてポイ! というわけにはいきませんし、割れた食器は紙に包むなど自治体のルールの従って適切な処分が必要です。
でも、使っていない食器を棚にずっと入れておいても邪魔になるだけ。来客用・観賞用ではない限り、1年間使わなかったのなら手放しても困りません。
わたしは1年に一度食器棚を見直して、いらないものはまとめて処分するのが恒例。棚の中がすっきりすると、食器を取り出す・しまう動作もスムーズになって快適ですよ。
置かないもの3.洗剤など日用品のストック
食器用洗剤やスポンジに排水口ネットなど、キッチンで使う日用品のストックも置き場所に困りやすいもののひとつ。キッチンに置くと取り出しやすい一方で、お米や乾物などの臭いを吸着しやすい食品は洗剤の臭いが移ってしまうなどの欠点もあります。
「洗剤はこっち」「スポンジはあっち」のように置き場所を変えると、ストックがあちこちにバラついて二重買いにつながることも……。
わたしもいろいろな収納を試してきましたが、管理のしやすさで言うと“日用品のストックは一か所にしまう“のが一番です。キッチンはもちろん、浴室やトイレなどすべての日用品をまとめると迷子になるのを防げます。
新年をむかえる前にキッチンの片付けを
キッチンがゴチャゴチャしてきたら、いらないものがないか現状を把握してみましょう。不要なものを手放すだけでなく、置き場所や収納の仕方を変えるだけでもすっきりするはずです。
今年のうちにキッチンを整えて、気持ちよく新年をむかえてください。