ピクニックティーって?
アフタヌーンティーをテイクアウトしてみたら? の発想から生まれたエースホテル京都の期間限定メニューが「ピクニックティー」。フードディレクター平野紗季子さんの監修で、キュートなオリジナルトートバッグにセイボリーサンドイッチ、ドーナツ2種、(NO) RAISIN SANDWICHの京都限定バターサンド2種にオリジナルドリンクも加わった、ココロトキメク提案だ。
解像度の高い!美食メニューたち
この手加減無しの美しさが溢れるビジュアルからも「早く京都に行かなくちゃ!」と、心躍らされている人がいるに違いない……そんなサンドイッチ・ドーナッツ・レーズンサンド・ドリンクを順にご紹介。
セイボリーサンドイッチ by Ace Hotel Kyoto
祇園祭の浴衣のように、それぞれの色味が鮮やかな小ぶりのサンドイッチはカロリー控えめ系なのも魅力。ドーナツとレーズンサンドが控えているので、これくらいがありがたい。
手前右端は、しば漬け卵サンド。京漬物「しば漬け」の酸味がアクセントの上品な卵サンド。その隣は鰤とライム。炙った鰤とグリーンの皮つきライムのコンビネーション。ツナでも鯖でも無く、レモンでも柚子でも無く鰤とライム! ここに行きつくまでの試行錯誤を想像すると、まさに奇跡の出会いかも!
左のオレンジ色はキャロットラぺ。オリーブオイルではなくシードルグレープシードオイルが使われ、シードルビネガーの爽やかさを引き立てる。色合いだけでなく、この並びで順番に頂く楽しさに思わずふふふ……とひとり笑い。
ということで、上段も右端からいただくことにした。
京都産ポークは4時間半もの工程の意味を感じる初めての味わいだ。シンプルな季節野菜の歯ごたえとのコントラストが鮮やか。
次は、ポテサラサンドだが、やっぱりひねりが効いている。少々驚くほどに濃厚な甘みのインカのめざめとマスカルポーネとの組み合わせは、きっとみんなが大好きなお味。
そして、ふんわりやさしい味わいの京都産チキンハムには福井の若狭梅ソース。並みいる京食材の強豪の中、勝ち抜いた福井若狭の梅の実力には脱帽だ。
そしてトリは、個性派揃いのスターたちをまとめる、伝統的な塩きゅうりだけの潔いサンドイッチ。このシンプルな作品には、ドーナツ、レーズンサンドと続く次の味わいへの橋渡し役が任されている。
季節のスペシャルドーナツ by 「Kew」
ドーナツは、京都の名店「Kew」の限定フレーバー。オーナーの大木健太さん・真奈美さんが幾度も試作を重ねて完成させたドーナツが2種類という贅沢。
左はスタンプタウン・コーヒー・ロースターズのグアテマラ シングルオリジンを使用した、スタンプタウンコーヒークリーム。こちらは通年で楽しめるエースホテル京都のシグネチャードーナツ。生地に感じる香りはカルダモン! その清涼感と濃厚クリームに香ばしいアーモンドスナップをトッピング。
そしてもう1つは6月の限定フレーバーのパイナップルミルクティー。
因みに今月、7月の限定フレーバーはレモンカスタード
そして8月には5月に人気を博したオレンジバタースコッチが再登板。
KYOTO KYOTO ノーレーズンサンドイッチ
ピクニックティーのディレクター平野紗季子さんが代表を務める「ノーレーズンサンドイッチ」からは、京都の老舗「一保堂茶舗」の上質な抹茶とほうじ茶をふんだんに使用し、どこからかじっても、おいでやすな気分を味わえる逸品。
ほうじ茶レーズンサンドは、ほうじ茶ミルクジャムとほうじ茶が練り込まれた贅沢サブレが口の中で競い合う。ジューシーなレーズンが仲を取り持ち、おいしさはノーサイド。相棒の抹茶あんサンドは<トラヤあんスタンド>の黒糖あんペースト、求肥のもちもち、紀州原農園の樹上完熟レモンで作ったレモンコンフィがキラキラと輝いている。
ペアリングティー by Ace Hotel Kyoto
まるでワインのようにグラスに注がれているのは、ジャスミン茶と洋梨のドリンク。
洋梨の甘みもジャスミンティーもどちらも華やかで至福の味わい。思わずまどろんでしまいそうな癒しの味わい。
抹茶とパッションフルーツのドリンクは、抹茶のほろ苦さとパッションフルーツの甘酸っぱさの相性が抜群! 柑橘では無く、トロピカルフルーツをパートナーに選ぶとは……抹茶の人懐っこさを感じる楽しい1杯だ。
連れて行けるのが自慢です。
「ピクニック」という名を冠したこのメニューには可愛らしいトートバッグも付いていて、テイクアウトもOKとのこと。宿泊する場合はお部屋でももちろん楽しめるし、お出かけ先のピクニックにも最適だ。もしや新幹線に持ち込めば旅気分でヌン活を満喫できるのでは? と思い、パイナップルミルクティーのドーナツと抹茶あんサンドをお供にした。
6月限定のこちらは、アールグレイ香るクリームに、英国菓子「イートンメス」から着想を得たメレンゲをトッピング。ジューシーなパイナップルの香りが漂う。頬張りたい気持ちを押さえつつ、新幹線らしい京都らしい写真を一枚、と意気込んはみたものの、新幹線のスピードには太刀打ちできない。
左の奥に黒く小さく見えるのが東寺の五重塔。
ワゴン販売が無くなり、退屈な新幹線で4つ星ホテルのスイーツをいただけるとは、最高の旅のエピローグ! 抹茶あんサンドとともにしみじみと贅を尽くした味わいを楽しむことができた。
京都旅の計画に、ぜひピクニックティーというフレキシブルなアイデアを取り入れて、華やかにアップデートしてもらいたい。
「ピクニックティー by エースホテル京都」
・ピクニックティー付き宿泊プラン:¥8,000+宿泊料金
https://www.tablecheck.com/ja/shops/event-acehotel-kyoto-pickup/reserve
トートバッグ付き ¥10,000(税・サービス料込)
ピクニックティー単品 ¥6,000(税・サービス料込)
トートバッグ単品 ¥4,000
エースホテル京都
https://jp.acehotel.com/
京都府京都市中京区車屋町245-2
075-229-9005