“熱が下がる”は勘違い!「冷却シート」の正しい使い道3つ「誤解してた」

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2025.08.10

発熱時だけでなく、夏の暑さ対策として「冷却シート」を使っている方も多いのではないでしょうか。しかし、手軽にひんやり感を得られる裏に、意外と知らない“落とし穴”も……。そこで今回は、夏だからこそ気を付けたい「冷却シートのNGな使い方」と「効果的な使いどき」をご紹介します。

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冷却シートは熱を下げる効果がない……?

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夏の常備アイテムとしておなじみの「冷却シート」。しかし実際のところ、冷却シートに体温を下げる効果はないんです。揮発性成分が蒸発するときに生じる気化熱によって、肌の表面温度を一時的に下げる働きしかありません。
そのため、熱が出たときに貼っても解熱効果はなく、体の深部体温はそのまま。熱中症対策としても不十分です。

冷却シートが活躍するのはこんなとき

冷却シート出典:stock.adobe.com

繰り返しになりますが、冷却シートに解熱効果はありません。大切なのは、正しい使い方をすること。冷却シートは次のような場面で役立ちます。

1.清涼感がほしいとき

冷却シートのひんやり感で、気分的に爽快でラクになることもあるでしょう。このように、清涼感が得られるのは、冷却シートのいいところ。
肌に貼るだけでスーッとひんやりする感覚が得られるので、感覚的に涼みたいときにぴったりです。

2.ほてりを和らげたいとき

ほてりを感じるときも、冷却シートが役に立ちます。肌表面の温度を一時的に下げて、ほてり感を和らげてくれるんです。
肌の表面がひんやりするので、ほてりによる不快感や苦痛を緩和したいときにおすすめ。

3.リラックスしたいとき

なんとなく疲れているとき、だるさやイライラを感じたときに、冷却シートをおでこや首元に貼ると、ひんやり感が気分をリセットしてくれることも。
冷たさが「気持ちいい」と感じて、クーリング効果を得ることは冷却シート本来の使い方です。

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冷却シートの効果的な使い方を知ろう

冷却シートは、つい“熱を下げてくれるアイテム”として頼りたくなりますが、本来は症状を軽く感じるための補助的な存在。実際には深部体温を下げる効果はなく、あくまで肌表面を一時的に冷やすものなので、熱中症対策としては不十分です。
冷却シートはあくまでも、“ひんやり感”で気分的に涼しさを得るもの。正しい使い方を知り、リラックス・リフレッシュグッズのひとつとして活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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