1.換気扇
油でギトギトになりがちな換気扇。寒い時期に掃除しようとすると、油汚れが固まってなかなか落ちないのが悩みどころ……。
しかし夏なら、気温の高さで油がゆるみやすく洗剤の浸透も早いので、驚くほどスムーズに落とせます。すでに暑さで汚れが落ちやすい状態なので、“汚れを浮かす”というひと手間を省略できます。
お手入れに使うのは、台所用中性洗剤のような身近で扱いやすい洗剤で十分。強力な酸性洗剤を用意しなくても、換気扇はピカピカです。
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2.ベランダ
つい後まわしになりがちな屋外の掃除も、夏の晴れた日にこそ取り組みたいスポット。水を使って汚れを流しても、気温が高いとすぐに乾いてくれるので作業効率もアップします。
特にベランダは掃除に水を使うため、水の冷たさに耐えて冬に掃除するよりも夏の方がラクです。
ちなみに私は、高圧洗浄機で一気に水を流して、ベランダから窓ガラスまで一気に掃除しています。ベランダの丸洗いは、気温が高く乾きやすい夏だからこそできる掃除方法です。
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3.フローリングのワックスがけ
夏の大掃除で忘れずにチェックしたいのが、フローリングのワックスがけ。じつはワックスは湿度や気温に左右されやすく、気温が低い冬は乾くのに時間がかかります。
一方、高温で風通しのよい夏場なら、乾きが早く仕上がりもキレイ。ただし、風が強いと砂ボコリが付着しやすくなるので、風の穏やかな日を選びましょう。また、夏でも湿度が高い日は乾きにくくなるため、雨天は避け、よく晴れた日に行うのがおすすめです。
夏の大掃除で今のうちに家事貯金!
あまりの暑さに掃除をする気はなかなか起きないかもしれませんが、それは冬でも同じこと。水を使う掃除は、冬を待って冷たさに凍えるよりも、ストレスが少なく掃除もはかどる夏に大掃除しておくと後々ラクです。
暑さに気をつけながら、無理のない範囲で“夏の大掃除”を始めてみませんか?