ChatGPTに1日3食分の献立作りを依頼
「今日のご飯になにを作ろう?」と考える時間は、毎日忙しいと負担に思ってしまうこともありますよね。
そこで、今話題の「ChatGPT」に献立作りを任せてみることにしました。
今回は、以下の条件で夏休み中の「1日3食分」の献立をChatGPTに考えてもらいます。
かなり細かい指示や条件が含まれています。実際に得られた回答と、作ってみた感想をご覧ください。
ChatGPTに入れた条件
・夏休み中の1日3食分の献立を考える
・家にある食材だけを使う
・簡単に作ることができる
・1食分を30分以内に完成できる
・大人2人、子ども2人の計4人分(昼食のみ3人分)
・大人も子どもも好きな味つけ
・珍しい調味料を使わない
・栄養バランスがよい
・朝食は食パンを使う
【家にある食材】
全ての食材を使う必要はない
・米、食パン、冷凍うどん、そうめん、パスタ
・豚こま肉、牛こま切れ肉、ソーセージ、ベーコン、卵
・じゃがいも、にんじん、キャベツ、ネギ、小ネギ、ピーマン、なす、エリンギ、トマト、プチトマト
・バナナ、キウイフルーツ
・ピザチーズ、スライスチーズ、牛乳、プレーンヨーグルト、イチゴジャム、はちみつ
・絹豆腐、こんにゃく、緑豆はるさめ
ChatGPTの回答は?
提案された【朝食】
提案された【昼食】
提案された【夕食】
夕食に関しては、メニューに少し違和感があったのと、汁ものがないことが気になったので、別のメニューを提案し直してもらいました。
作ってみた結果と感想
ChatGPTが提案した内容
今回は、記事内の【ChatGPTに入れた条件】に明記した家にある食材【合計31品】の食材を使って献立を考えるよう指示しました。
その結果は、(穀物類を除くと)食材26品のうち、提案された献立に使われた食材は19品で、約73%の食材が使われたことになります。
条件に「全ての食材を使う必要はない」と入れたことで、提示した食材のなかから適切な食材を選び、栄養バランスのよいメニューを提案してくれたと思います。
実際に作ってみた感想
ChatGPTは、細かい条件に合ったメニューを瞬時に提案してくれました。分量や作り方についてもChatGPTに提示してもらいましたが、合わせる食材や味つけが普段と違うことで、新鮮な驚きや発見がありました。
また、提案されたメニューが気に入らなかったり違和感を感じたときは、納得のいく献立が出てくるまで気軽にやり直せるのもよかったです。
今回ChatGPTによる献立作りを試すなかで面白いと感じたのは、条件のなかになかった食材を(あれば)として使用を提案してきたことです。指示内容を正確に理解しながらも、言いなりではなく先回りをしてよりよい結果に導こうとするAI技術の進歩に驚かされました。
調理時間に関しては、昼食で「冷凍うどんはレンジで解凍(袋の指示通り)」とありましたが、1食分のうどんに約4分かかるため、3食分をレンジで加熱するだけでも12分かかることになります。そのため、昼食を30分以内で完成するには食材を切る、炒めるのと同時進行でかなり手早く行う必要がありました。
それでも全体的には、作業を効率よく組み立てて手早く行えば、30分以内の完成は可能(炊飯時間は除く)だと思います。
ボリュームと味に関しては問題なく、分量と作り方通りに作っておいしく仕上がりました。
家にある食材で1日3食分のメニューを考えてもらった結果、筆者はChatGPTは献立作りにかなり便利に使えると思います。
回答はやさしい口調で、「このようなご提案もできますよ」というさらなる提案を投げかけてくれるので、自分では思いつかなかった視点から、より条件に沿った希望通りの献立作りも可能ですよ。
夏休み中は子どもの学校給食がないことから、献立作りがさらに大変な時期ですよね。ぜひChatGPTを上手に活用して、時間の効率化にお役立てくださいね。