余ったマニキュアは取っておこう
中途半端に余ったマニキュア、皆さんはどうしていますか? マニキュアは好みの変化や世間的なブームに左右されやすく、せっかく購入したアイテムもしだいに使わなくなってしまうこともあります。気に入って何度も塗っていたはずなのに、気づけば引き出しの奥にしまいっぱなしに……。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、まだ中身が残っているマニキュアをそのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで調べてみたところ、余ったマニキュアを活用する意外な方法を見つけました。
余ったマニキュアは金属のさび止めに活用
金属製のヘアスプレーの缶の底
余ったマニキュアは、金属部分のさび止めに活用できます。これは、マニキュアの成分が金属の表面をコーティングして、さびの原因となる水や空気を遮断してくれるためです。
例えば、ヘアスプレーや制汗スプレーの金属缶。長く使っているうちにいつのまにか缶の底が茶色くさびてしまい、洗面台に茶色い丸い跡がついてしまったりしたことはありませんか? このような場合、缶の底部に不要になったマニキュアを薄く塗っておくだけで、水分によるさびを防止できます。
自転車の塗装部分
自転車の塗装がはがれたり傷がついたりして金属部分がむき出しになっている場合、そこからさびが広がってしまうことがあります。特に雨の日や湿気の多い場所では、放っておくとあっという間にさびついてしまうことも。
金属がはがれた部分に適量のマニキュアを塗っておくと、金属表面が保護されて空気や水分に触れにくくなり、さびの進行を防ぐことができます。カラーマニキュアなら、近い色を選べば補修もかねられるのがポイントです。
マニキュア乾くまでの間、塗ったあとすぐに触れたり水に濡らしたりすると効果が薄れます。また、厚く塗りすぎると乾きにくく、逆に剥がれやすくなってしまうため注意しましょう。手元に余ったマニキュアがある方は、ぜひ試してみてくださいね。
また、この方法は表面的な擦り傷や軽微な塗装の剥がれにのみ有効です。フレームの地金が見えるほど深い傷や、カーボンフレームの傷や亀裂は自己判断で補修せず、必ず専門店にご相談ください。
注意点
多くのマニキュアは可燃性の溶剤を含みます。火気・高温を避け、屋外または十分に換気した場所で作業してください。エアゾール缶など可燃性の中身を含む容器に塗る場合は、特に火気管理に注意しましょう。また、妊婦、小児、高齢者、呼吸器疾患のある方は使用を避けることをおすすめします。