数か月放置した空気清浄機
空気清浄機の水タンクやトレイは、加湿機能付きのものだと特に 水アカ・黄ばみ・ヌメリがつきやすい場所。放置すると雑菌やカビが繁殖して、むしろ空気を汚す原因になってしまうので、定期的なお手入れが大切です。
もういつから掃除していないかも定かではないトレイはカピカピに乾き、黄ばみすらうっすらと。
【用意するもの】
・中性洗剤
・クエン酸(水アカ用)
・酸素系漂白剤(オキシクリーン等 黄ばみ・ヌメリ用)
・古歯ブラシ
・クロス
・ゴム手袋
【1】分解できる部品を外す
まず分解できる部品を取り外しますが、事前に写真を撮っておくことをおすすめします。何も考えずに取り外して、後で取り付けるときに一苦労した経験が……。説明書を紛失した自分が悪いんですけどね。
【2】中性洗剤で全体を洗う
中性洗剤とスポンジで全体を軽く洗っていきます。狭い部分は古歯ブラシを使いましょう。この工程を週1のペースで行うのがベストなんでしょうけど、「面倒」が勝ってしまう自分が憎い。この工程以降はタンクも同様に行ってください。
【3】水アカにはクエン酸
水アカのアルカリ性の汚れには酸性のクエン酸をぶつけて汚れを中和。水、またはぬるま湯(約40℃以下)3Lにクエン酸20g(大さじ2杯弱)を混ぜてクエン酸水を作って30分〜1時間つけ置きします。その後、再びスポンジ&歯ブラシでこすり、水でしっかり洗い流しましょう。
※敏感肌の方・アレルギー体質の方・長時間または頻繁に使用する場合は、ゴム手袋などを使用して手を保護することを推奨します。
【4】黄ばみ・ヌメリには酸素系漂白剤
続いて、カビ・ヌメリを取り除く酸素系漂白剤を使ったつけ置き。40〜50℃のお湯2Lに対して酸素系漂白剤小さじ1~2を溶かして30分〜1時間つけ置き。
【注意事項】
・間違ってもプラスチックに塩素系漂白剤は使用しないこと! 黄変や劣化を進める原因になります。
・クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生するため非常に危険です。
【5】水でしっかりすすぐ
つけ置き後は念入りに水でしっかりすすぎます。すすぎが不十分だとニオイや故障の原因となるので注意!
【6】水分を拭き取って乾燥
クロスなどでしっかり拭き取った後、逆さまにして乾燥させれば終了。チェックだけはプロ級の奥さんの目があるので、ここは時間をかけました。
毎日のひと手間がキレイな空気を作る
かつての白さがよみがえったようです。加湿器トレイとタンクは水アカやカビの温床になりやすい場所。毎日の水替えと乾燥、週1回の洗浄、月1回の徹底リセットを習慣にすれば、秋冬の室内空気を清潔に保てるはず。怒りの導火線が短い奥さんも、キレイな空気を吸っていれば多少は落ち着いてくれる……はず。ではまた!