家庭の「洗濯機」に適した“カビ対策”なんてあるの?「知らなかった」「ドラム式と縦型で違う」

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2025.12.23

忙しい毎日の中、いつの間にか「洗濯物からカビのニオイがする……」という経験はありませんか? 洗濯機は、カビが発生しやすい家電のひとつ。じつは、縦型・ドラム式・乾燥機能付きなど、洗濯機のタイプによってカビの生えやすい場所や原因は大きく違うんだそう。そこで今回は、洗濯機クリーニング専門店のプロに「洗濯機別にみるカビ予防のポイント」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……東海エネテック株式会社

洗濯機掃除に特化した洗濯機のまじんを運営する東海エネテック株式会社。洗濯機の分解洗浄を専門とし、プロならではの技術で各家庭の洗濯機を徹底的にクリーニングする。無料分解診断サービスも行い、要望に沿ったプランを提供している。

1.縦型洗濯機

縦型洗濯機出典:stock.adobe.com

縦型洗濯機に発生するカビは、「給水フィルター」や「排水ホース」にたまった汚れが大きく関係しています。
さらに、上から衣類を出し入れするタイプは、ふたまわりや槽の縁に湿気がこもり、どうしてもカビが発生しやすくなりがちなんです。

予防のポイント

縦型洗濯機のカビ対策は、とてもシンプルです。まずは、洗濯が終わったらふたを開けておくこと。中をしっかり乾燥させるだけで、カビの発生をぐっと抑えられます。そして給水フィルターや排水ホースを定期的に掃除しましょう。洗濯槽クリーナーで月1回の洗濯槽掃除も効果的です。

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2.ドラム式洗濯機

ドラム式出典:stock.adobe.com

ドラム式洗濯機の乾燥機能を使ったあと、ドアをすぐ閉めてしまっていませんか? ドラム内に湿気が残ったままドアを閉じると、黒カビやイヤなニオイの原因になってしまいます。

ドラム式洗濯機の構造上、ゴムパッキンやドアの内側にカビが発生しがちです。それぞれの発生原因は、次の通り。

  • ゴムパッキン……湿気+皮脂汚れの蓄積
  • ドアの内側……洗剤カス+乾燥不足

予防のポイント

使用後は、しばらくドアを開けて換気する習慣をつけましょう。また、ゴムパッキンをやわらかい布でさっと拭いておくだけでも、カビ予防に大きく役立ちます。

3.乾燥機能付き洗濯機

洗濯機出典:stock.adobe.com

洗濯機の乾燥機能はとても便利ですが、内部に湿気がこもり、カビが増えやすくなります。さらに、乾燥フィルターや排気口の詰まりを放置すると、イヤなニオイの原因になるだけでなく、“乾燥機能の低下”にもつながります。

予防のポイント

乾燥機能を使ったときは、ふたやドアを開けてしっかり換気することが大切です。併せて、フィルター掃除をこまめにするだけでもニオイ予防に効果的です。

洗濯機に合った対策をしよう

洗濯機のタイプによって、構造や湿気のこもり方には特徴があります。洗濯機タイプごとの弱点を知ることが、無駄なく効率的なカビ対策につながっていくのです。今回ご紹介をした予防のポイントを参考に、清潔な洗濯機をキープしておきましょう。

【注意】
換気のためふたやドアを開ける際は、お子様やペットの閉じ込め事故に注意が必要です。特にドラム式は構造上、内部からの脱出が困難な場合があります。チャイルドロックの活用や入室制限など、安全対策を講じましょう。

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