教えてくれたのは……こはらみきさん
ノートセラピスト／合同会社naare代表。
5歳から自分の感情を書き続けたノートは30年間で累計500冊以上。大学卒業後、幼稚園教諭として勤務するも、「今の自分で人生を終えたくない」と退職。エステティシャンの仕事をスタートするが、見た目や環境を変えても現実は変わらないことを知り、ノートを使って自分と向き合い直し、考え方や心の在り方を整える。現在は、お姫さまマインドを体系化したMy Princess Life Design Schoolを主宰し、10年で100期開講。オンラインサロンも人気を博す。
『人生がなんかうまくいっちゃう！お姫さまマインド』
著者：こはらみき
価格：1,870円（税込）
発行所：ディスカヴァー・トゥエンティワン
“がんばるヒーロー”になっていませんか？
最近、自分のための時間をとったのはいつでしたか？ 家族よりひと足先に起きて朝食やお弁当をつくり、子どもの気分を盛り上げつつ学校へ送り出し、あわただしく職場へ。帰宅後にまとめて家事をしたらもう就寝時間……という方も少なくないかもしれません。
オンラインサロンや講座で5100人以上の女性が抱える人間関係や仕事、生き方の悩みに寄り添い、「変わりたい」という願いをやさしく後押ししてきたノートセラピストのこはらみきさんは、「『私ががんばらないとまわらない』『家事も仕事も育児も全部やらなきゃ』とがんばる女性はとても多い」と話します。
こはらさん 「自分を後回しにしてがんばっている女性は、『がんばるヒーロー』『戦いに挑む武士女子』という自己イメージを持っていることが多いです。そしてパートナーのことを『何もできない夫』『子どものような存在』、もしくは敵のような存在だと思っていて、そう設定をしてしまったがゆえに、ますます家事も育児も自分でやらなくてはと背負い込んでしまう姿をよく見かけます。もしいま『ちょっとつらいな』『がんばりすぎているな』と感じているなら、いまの自分と、なりたい自分にギャップがあるのかもしれません」
「みんなが助けてくれるから大丈夫」
「私がやらなきゃ」とがんばりすぎている人にこはらさんがおすすめするのが、「お姫さまマインド」を持つことです。こはらさんは著書『人生がなんかうまくいっちゃう！お姫さまマインド』のなかで3つの「お姫さまマインド」を紹介していますが、そのなかで最も大きな驚きや反響があるのは次のマインドセットだといいます。
何もできなくていい「みんなが助けてくれるから大丈夫」
こはらさん 「全部自分でやらなくちゃいけない、私ががんばらなきゃいけないとがんばってきた方にとっては、真逆の考え方ですよね。『なんて投げやりな』と驚くかもしれません。でも、このことばを毎日口ずさむだけで、驚くほど生きやすくなります。たとえばパートナーシップでいえば、パートナーがおもしろいほどに“王子化”するのです」
人に頼るのが苦手でも実践できる
こはらさんは著書『人生がなんかうまくいっちゃう！お姫さまマインド』のなかで、「みんなが助けてくれるから大丈夫」というマインドを身につけると「すべて一人でなんとかしないと、とがんばるやり方を卒業できて、自分を大切にできるようになります」と記しています。
こはらさん 「たとえ言葉にしていなくても、『頼んでもムダ』『どうせわかってもらえない』という諦めは相手に伝わります。まずは朝、化粧水を肌に入れ込みながら “3つのお姫さまマインド”を唱えてみてください」
こはらさんおすすめ「3つのお姫さまマインド」
- 何もできなくていい「みんなが助けてくれるから大丈夫」
- ご機嫌は無敵「まず私が幸せでいる」
- そこにいるだけで価値がある「存在にありがとう」
こはらさん 「お姫さまマインドを取り入れたら、まずは『これってどうやったらいいかな？』とパートナーに質問してみましょう。そして少しずつ『これ一人じゃできないから助けてほしい』と伝えます。これをくり返していると、パートナーもこうした状況に慣れて、だんだんと頼まなくても『やろうか？』と言ってくれるようになります。やってあげる喜びを知ってしまうようです。オンラインサロンの生徒さんは、パートナーが自ら『どうしたら喜ぶかな』と考えてくれるようになって、コミュニケーションが楽しくなったと話しています。もしパートナーがこうした反応をしなかったとしても、『みんなが助けてくれるから大丈夫』というマインドを持っていれば、子どもやお友達が助けてくれることもありますよ」
人を頼るのが苦手でも、スキンケアのときに“3つのお姫さまマインド”を口ずさむだけなら無理なく始めやすいはず。ぜひ今日から試してみましょう！
