「頑張りすぎてしまう人」に取り入れてほしい“心身をゆるめる4つの習慣”

カルチャー

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2026.01.17

年が明けると、なんとなく「新しい自分にならなきゃ」と思ってしまうもの。 でも、気づけば予定も気持ちもパンパンで、ちょっと息切れしていませんか? そんなときこそ、少し立ち止まって、自分のペースを取り戻すタイミングです。心理学や脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんに「新年だからこそ取り入れたい“心身をゆるめる習慣”」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学、脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。『モヤモヤしない考え方』(ワニブックス)/最新刊『私は私を幸せにできる』(KADOKAWA)がある。

新年だからこそ取り入れたい「心身をゆるめる4つの習慣」

「毎日ウォーキングをする」「家計簿をきっちりつける」「英語の勉強を始める」 など、新しい手帳の最初のページに、そんな気合の入った目標を書き込んでいる方も多いかもしれません。

向上心があるのはすばらしいことですが、新年の目標がいつの間にか「自分への厳しいノルマ」に変わってしまうこともあります。 そして1月の半ばには「もうできなかった……」と自己嫌悪に陥ることも。そんな“新年メンタル消耗”は、そろそろ卒業しませんか?

幸せなスタートダッシュに必要なのは、「気合い」ではなく「ゆるみ」です。最初から飛ばさず、自分をいたわりながら始めるための「4つのマインドセット」をご紹介します。

1.自分を「直そう」とするのをやめる

胸に手を当てる女性出典:stock.adobe.com

新年の抱負は多くの場合、「今の自分はダメだから、もっと良くならなきゃ」といった、自己否定から始まっていませんか?
「太っているから痩せなきゃ」「だらしないから整えなきゃ」など、つい自分にダメ出ししてしまいがちです。しかし、ここまでも人生の荒波を乗り越えてきたあなたは、今のままで十分に素敵で、頑張り屋さんなのです。

1月は、自分を「工事」して作り変えようとするのを一旦やめてみましょう。「今の私のままで、ちょっと心地よく過ごすために何を足そうかな」 。そんな感覚を育ててみませんか? 今の自分が持っているよさを認めることから、スタートしてみることをおすすめします。

2.完璧主義は手放し、「60点で合格」のマイルールを設定する

手帳を持つ女性出典:stock.adobe.com

何かに取り組むときに、「やるなら完璧にやりたい」と思ってしまいますよね。しかし、私たちの脳には、ハードルが高すぎると“本気モード”で動いてくれないといった性質があります。だからこそ、「ちょっとできること」を伸ばしていくことが大切。ゴールを100点ではなく、あえて「60点」に設定してみませんか?

毎日ウォーキングができなくても「靴を履いて外に出ただけでOK」、日記が毎日書けなくても「書きたいときに書いたならOK」など、自分にやさしいルールに変更してみましょう。

「完璧な1回」よりも「適度にやった10回」のほうが、結果的に長く続きます。「まあ、いっか」「今日は昨日より先に行けた」。そんな独り言を口癖にして、自分へのハードルをぐっと下げてみてください。そのほうが、できることはきっと広がっていきます。

3.「情報の整理」をする

お茶を飲む女性出典:stock.adobe.com

お正月明けは、SNSなどで「すばらしい目標」や「丁寧な暮らし」を目にする機会が増えます。誰かのキラキラした投稿を見て、「それに引き換え私は……」と感じてしまうこともありますよね。そんなときこそ、自分を知るチャンスです。「私は何が羨ましいと思うのかな?」「どこを物足りないと感じているのかな?」。“なんとなく”のモヤモヤを“具体的な言葉”に整理してみませんか?

人と比べて焦るのは、百害あって一利なしです。1月は意識的に「情報の整理」と「自分を知る」時間を増やしてみましょう。たとえば、スマホを見る時間を少し減らす、外に出る時間を増やすなどです。

他人のペースに惑わされず、目の前の温かいお茶の味や、家族との何気ない会話を大切にしてみてください。外側の情報よりも、自分の内側の「心地よさ」にチャンネルを合わせることが、心の平穏を守る鍵になります。

4.「吸う」よりも「吐く」を意識する

朝日を浴びてストレッチ出典:stock.adobe.com

新しいことを始めようとするとき、私たちはつい「知識を入れる」「予定を入れる」ことばかり考えがち。しかし、これは呼吸で言えば、息を吸ってばかりの苦しい状態と同じことです。

まずは、深く「吐く」ことから始めてみましょう。スケジュールを詰め込まず、あえて「何もしない日(=空白の日)」をつくってみてください。 ぼんやりお茶を飲んだり、ただ空を眺めたり。心の中に「余白」ができてはじめて、新しい楽しみや意欲が入ってくるスペースが生まれます。

頑張って何かを足そうとする前に、まずは肩の力を抜いて、ふぅーっと息を吐き出してみましょう。その脱力こそが、この1月に取り入れたい一番大切な「活動」なのです。

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今年のテーマは、「ゆるめるを頑張る」でいきませんか?

笑顔の女性出典:stock.adobe.com

今は、誰もが自分を世界にアピールできる時代。しかし、目にする情報が事実かどうかは、わからないことも多いものです。だからこそ、私たちに必要なのは「どんな自分が最高に心地よいか」というマインドです。

「今年こそは!」と眉間にシワを寄せるのではなく、「今年もまた、私のことを素敵だなと思える一年にしよう」と、口角を上げてみる。そんな柔らかい心持ちでいるほうが、想像以上に素敵な福が舞い込んでくるはずです。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

教えてくれた人

田中よしこ

田中よしこ

株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。

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