知らなかった。「洗濯不可マーク」の服を家庭で洗う“4つのリスク”

掃除・暮らし

stock.adobe.com

2026.02.06

洗濯研究家の平島 利恵です。 「この服、洗濯不可マークだけど、洗えないの?」「洗ったらどうなるの?」という質問をよくいただきます。気持ちはとてもわかります。でも、このマークがついている服を無理に洗うと、取り返しのつかないことになることも。今回は、洗濯不可マークの意味と、家庭洗濯とクリーニングの違いをお伝えします。

広告

「洗濯不可マーク」の意味

家庭洗濯禁止の洗濯表示マーク

桶に×がついているマークは「家庭での洗濯NG」のサインです。

これは「水で洗うと素材にダメージを与えるよ」というメッセージ。シルクやレーヨン、ウールの一部、装飾が多い服などについていることが多いです。「汚れたから洗いたい」という気持ちはわかりますが、このマークがついている服は要注意です。

無理に洗うとどうなる?4つのリスク

家庭洗濯での失敗例

洗濯不可マークの服を家庭で洗うと、こんなリスクがあります。

  1. 縮む:水を吸って繊維が収縮してしまう
  2. 型崩れする:水の重みや摩擦で形が変わる
  3. 風合いが変わる:ふんわり感やツヤがなくなる
  4. 色落ち・色移り:染料が水に溶け出してしまう

「1回くらい大丈夫かな」と思って洗ったら、お気に入りの服が着られなくなった……という失敗談もよく聞きます。

家庭洗濯とクリーニングの違い

桶に×はクリーニング店へ出典:stock.adobe.com

「洗濯不可なのに、クリーニングはOKなの?」と不思議に思う方もいますよね。実は、家庭洗濯とクリーニングでは洗い方がまったく違うんです。

  • 家庭洗濯:水と洗剤で洗う
  • クリーニング:水ではなく、専用の溶剤で洗う(ドライクリーニング)

なぜ「水」で傷むの?

「水で洗う=優しい」と思いがちですが、実は水自体が繊維にダメージを与える素材があるんです。

たとえばシルクやレーヨンは、水を吸うと繊維が収縮・膨張し、型崩れや風合いを損ねることがあります。ウールは水と摩擦が加わると、繊維同士が絡まって硬く縮む「フェルト化」が起こることも。

クリーニングで使う溶剤は、こうした水に弱い素材でも繊維に負担をかけずに汚れを落とせます。だから「家庭洗濯NG」でも「クリーニングOK」ということがあるんです。

広告

迷ったらクリーニング店に相談しよう

洗濯不可マークの服が汚れたときは、無理に自分で洗おうとせず、クリーニング店に相談しましょう。素材や汚れの種類によって、最適な洗い方を提案してくれます。お気に入りの服を長く着るために、プロの力を借りるのも大切なお手入れですよ。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

広告

著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る