手帳にそっと寄り添う“あいぼう”たち。ビバリーのものづくりを聞いた【書いてみるとちょっといい】

カルチャー

be-en.co.jp

2026.03.26

書くことが、毎日続かなくても。 何を書いたらいいかわからなくても。 それでも、お気に入りの手帳やノートを開いてみると、 さまざまな「役割」で走り続けている自分が、ひとつにもどる感覚を覚える。 書くことは、ココロのチューニング。 昨日のご飯、今日のお天気、明日の予定……毎日じゃなくても、書いてみるとちょっといいかも。 今回は、手帳やマスキングテープ(以下、マステ)の「あいぼう」たちを誕生させた株式会社ビバリーのおふたりにお話を伺った。 彼女たちもまさに「相棒」同士といえる素敵な関係。楽しいおしゃべりの中に支え合いの日々が垣間見えた。

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お話しを伺ったのは……株式会社ビバリー 大橋さんと千葉さん

大橋さんと千葉さん

左の大橋さんの趣味は銭湯とラーメンに蝶の飼育。小さなころには秘密基地づくりに熱中したという2児の母。気分転換に知らない道のお散歩をするのが好きなのだとか。好奇心旺盛な性格は商品への探求心に反映されている。担当は人気商品の「まるみの」シリーズ。
右の千葉さんが担当するのは「ますてのあいぼう」「手帳のあいぼう」。大橋さんと同じく2児の母。子どもと一緒にぬりえをするのがリフレッシュの時間。特技は「ひとの口ぐせや方言をどろぼうすること」人懐っこい笑顔がチャーミング。

文具は「ひとりの時間」の、あいぼう

大橋さん

手帳やノートは、ただ書くための道具ではない。
ビバリーの文具には「ひとりの時間」を楽しんでほしい、というメッセージが秘められている。

たとえば「まるみのノート」には「ときめきの深呼吸」「まどろみのカフェ」など、シーンが浮かぶ、おしゃれなタイトルが付けられている。

「ひらがな5文字に漢字2文字って自分で縛りをつけちゃって、めちゃくちゃ苦労したり迷ったこともありました。」と大橋さんが頭を抱えるようなしぐさをして笑えば、千葉さんが「だからもう、楽になればいいよって言ったんです(笑)」とフォローする。

そんなやり取りの末、この「ひらがな5文字+漢字2文字」パターンは、ここでひとまず卒業。今年5月に発売されるノートの新サイズ 「まるみのノートL」では、新しいネーミングが生まれることになった。

まるみのノート

とはいえ、譲れないこだわりももちろんある。

「ノートは誰かに見せるものじゃなくて、自分のためのもの。だから“ひとりの時間”をイメージできる名前を意識しています。静かな時間を味わってもらえたらうれしいですね」と大橋さんは「まるみのノート」を手にして眺める。そして微笑みながらこんな話を聞かせてくれた。

「自分に向き合うノートとして 私は、腸活ログをしています。 かなり実用的な感じですが ページが全部カラーなので、可愛くしようと頑張らなくても テンションがちょっと上がるノートだと実感しています。」

おしゃれノートを体調管理に使うという発想も“ひとり時間”を充実させるコツかもしれない。

グリッド

「早朝のバスルーム」「夕空のキッチン」

こちらは、大橋さん渾身の作品。1月に発売された「まるみのgrid」の色見本。微妙な濃淡でイメージが変わる。

「タイル調の白いグリッド線が文字を書いたりデコるときのガイドになるので、気に入っているんです。グリッド線は見えやすくしたい、でもあまりパキッとしたカラーにはしたくなくて、はぁ……(笑)迷いました」

そんな細かな調整が、「まるみの」らしいやさしい色合いと使いやすさを生んでいる。

デコ

同系色でまとめられたデコは、初心者にもオススメ。

「紙の色に合わせてコーディネートすると、すっきりまとまります。ペンの色やはんこ、マステやふせんの組み合わせを考えてる時間って静かに楽しいし落ち着きますよね」と千葉さん。

「ひとり時間を大切に」そんなメッセージが確かに伝わる。

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「あいぼう」シリーズの発想

マステのあいぼう

このノートのページは、はんことマステで作られている。

「ホントかわいくて! センスがいいんですよ」と大橋さんが千葉さんを褒める。
よく見ると、棒のようなものを動物が手にしていて、そこにマステが旗のように貼られている。刷毛やローラーも見える。

ますてのあいぼう

「お値段も手ごろだし、つい買ったものの、使わずに眠ってしまうマステって多いんです。ウチではマステは作ってないので、全部他社さんのなんですけどもね(笑)当社の商品に限らず、 文具って『使えばもっと楽しく、 組み合わせると表現は無限大』と思っていて、もっと活用して欲しいという思いから生まれたのが、この『ますてのあいぼう』という、はんこなんです」文具愛を語る千葉さんはキラキラしている。

シールにはない!はんこの魅力を提案

手帳のあいぼう

9個の小さなはんこがコロッと丸みを帯びたケースに収まっているのが「手帳のあいぼう」。

マンスリータイプの手帳を愛用する人には特に使いやすい。
家事や学校、趣味など、色々なテーマに合わせた9個が1セットになっている。

「シールと違ってはんこは何度も押せますからね、減らないところがいいんです」
「インクを変えればコーディネートもしやすいですよ。あ、ウチはスタンプインクも作ってないんですけれども(笑)他社さんがカワイイ色のものをたくさん出しておられるので、ありがたいです」

はんこ

ところで、今回とても驚いた「はんこ使い」がこれ。

ノートやふせんに紙色とよく似た淡い色のインクではんこが押されている。連続模様をすこし上下でズラせると、オリジナルの柄入りノートやふせんを作ることができる。

 

ちょっと透かしみたいにも見える、紙とはんこの柄が溶け込んだ使い方は斬新で簡単。
ここでは、「まるみのノート」を使用しているので紙色がカラフルだけど、白い紙のノートにごく淡いピンクや黄色のはんこでも、溶け込み透かし模様のオリジナルノートが作れる!

まるみの

手帳を書く内容は、人によってさまざま。予定を書き込む人もいれば、日々の出来事を残す人も。

ちょっとした覚書に、おしゃれな名前のふせんを1つ貼る。
小さなはんこをぽん! と押してみる。

手帳に寄り添う、小さな「あいぼう」たちを、今日のページにも、ひとつ迎えてみたくなった。

◆ 株式会社ビバリー
【 公式Instagram 】 https://www.instagram.com/beverlys_stationery/
【 オンラインストア 】 https://be-en.co.jp/pages/stationery-top

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター・インタビュアー歴20年以上。媒体を問わず取材執筆を行う。現在では自身の主食「チョコレート」や時間やタスク管理だけではなくココロを整える「手帳」、軽やかに生きるための「自分と向き合う方法」、シゴデキ女子や店舗の「密着取材」などをライフワークとして行う。

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