ポン、と押して。ペタン、と貼る。やさしい手帳教室【書いてみるとちょっといい】

カルチャー

2026.03.02

書くことが、毎日続かなくても。 何を書いたらいいかわからなくても。 それでも、お気に入りの手帳やノートを開いてみると、 さまざまな「役割」で走り続けている自分が、ひとつにもどる感覚を覚える。 書くことは、ココロのチューニング。 昨日のご飯、今日のお天気、明日の予定……毎日じゃなくても、書いてみるとちょっといいかも。

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「はんこ・ふせん やさしい手帳教室」

やさしい手帳教室※ 画像を一部加工しています。

手帳ブランドNOLTYと、はんこやふせんで人気の株式会社ビバリーが初タッグを組んだ「はんこ・ふせん やさしい手帳教室」。この日、最初に声を届けてくれたのは、株式会社ビバリー企画部の大橋さん。

「はんこをひっくり返して、そこに手で持ったインクパッドをやさしく付けていくと、インクの付け過ぎが防げますよ。」

美しく押すための、ほんの少しのコツ。印象的だったのは、自社製品に限らず、インクパッドそれぞれの特徴まで丁寧に伝えていたことだ。文具そのものへの愛情が、自然とにじむレクチャーだった。

スタンプインク

一方、NOLTYの大江さんは、ずらりと並んだ手帳を案内しながら「どうぞ好きなだけ、気になる手帳に押してみてくださいね」と笑顔で促す。
NOLTYのインスタLIVEでMCも務める、いわば“顔”ともいえる存在。

NOLTY

今回のコラボについて大江さんはこう話す。

「はんこやふせんなどのアイテムが加わることで、手帳の楽しみ方や使い方はもっと広がるはずだと感じていました。はんこのプロからコツを教わることで、手帳時間の可能性を広げてもらえたらと思い、企画しました。」

はんこ

参加者たちは目を輝かせながらはんこを選び、インクを吟味し、自分の手帳やふせんにポン、と押していく。出来栄えを確かめるその横顔は、自然と口角が上がっていた。

「手帳デコの引き出しを増やしていただけたら……」

大橋さんが用意したこの時間は、はんこを“うまく使う場”というよりも、“使ってみたくなるきっかけ”だった。

ふせんは手帳の救世主!

ふせん

手帳にスタンプを押してみたい。けれど、裏抜けや色うつりが気になって、なかなか一歩が踏み出せない——そんな経験はないだろうか。

ウィークリーやバーチカルなどページ数の多い手帳は、紙が薄めなこともある。インクが乾ききらず、隣のページにうっすらと……そんな小さな失敗が、ハードルを上げてしまう。

ふせんとはんこ

裏抜けや色うつりへの不安をやわらかく受け止めてくれるのが、ふせんという存在だ。

「ふせんのいちばんの魅力は、『失敗を恐れなくていい』ところなんです。」と話してくれたのは、NOLTYの大江さん。

手帳に直接押すのではなく、まずはふせんに。もし思いどおりにいかなくても、貼り替えればいい。やり直せるという安心感が、気持ちをぐっと軽くしてくれる。

さらに、あらかじめふせんにスタンプを押してストックしておけば、忙しい日でもさっと貼るだけで手帳が整う。実用性と楽しさが、いつのまにか寄り添っていく。

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プロのはんことふせんたち

大橋さん

ところで、はんことふせんのプロである大橋さんは、どんな使い方をしているんだろう?

気になってお聞きすると、大橋さんのデスク写真が送られてきた。そこには、人気の「まるみの」ふせんと、スタンプが並んでいる。

大橋さん

印象的だったのは、スタンプの図柄がふせんの中にきっちり収まっていないデザイン。あえて少しはみ出すことで、ぐっと表情が生まれている。

「きれいに収めなくちゃ」と思い込んでいたココロに風が吹いた。

完璧でなくてもいい。少しずれてもいい。その自由さが「カワイイ」を生み出している。

やってみたくなる理由

大橋さんのふせんたち

このイベントで繰り返し語られていたのは、「上手に使うこと」よりも「気軽に試してみること」だった。

ふせんというワンクッションがあることで、はんこはぐっと身近になる。
まず1つ、ポン! とふせんに押してみる。そしてペタン! と、そのふせんを手帳に貼る。
文字は書かなくても、そこにはあたたかな時間が息づく。

書けない日があってもいい。
押すだけの日があってもいい。

やさしい可能性を実感できる「はんこ・ふせん やさしい手帳教室」が、また開かれる日が待ち遠しい。

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター・インタビュアー歴20年以上。媒体を問わず取材執筆を行う。現在では自身の主食「チョコレート」や時間やタスク管理だけではなくココロを整える「手帳」、軽やかに生きるための「自分と向き合う方法」、シゴデキ女子や店舗の「密着取材」などをライフワークとして行う。

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