NG1:「汗をかいてないから」と洗わずにしまう
「1〜2回しか着てないし、汚れてないから大丈夫」これ、一番やりがちなNG例です。実は、ウールは湿気をよく吸う素材。着ているだけで、体から出る水蒸気を吸収しています。
その湿気には、皮脂やタンパク質が含まれているんです。つまり、汗をかいていなくても、着ただけで汚れはついているということ。そのまましまうと、時間をかけて酸化して黄ばみに。来年出した時には手遅れ……になってしまうことも。しまう前に、必ず洗いましょう。
NG2:標準コースでガシガシ洗う

「洗濯機で洗えるニットだから、普通に洗っていいよね?」
これ、実は一番縮む原因です。ニットが縮む仕組みを、知っていますか?
ウールの繊維には、表面にウロコのようなものがついています。乾いている時は閉じていますが、水に濡れるとこのウロコが開くんです。その時に揉んだり擦ったりすると、繊維同士が絡み合って縮んでしまう。これを「フェルト収縮」といいます。
つまり、縮む最大の原因は「水の中で揉まれること」。標準コースでガシガシ洗うのが、一番ダメなんです。
縮ませないためには? 洗濯機を使うなら、「手洗いコース」「ドライコース」など弱水流のコースを選びましょう。手洗いなら、押し洗いが基本。脱水の時に、絞ってしまわないようにも注意しましょう。
NG3:「中性ならOK」と普段の洗剤で洗う
「うちの洗剤も中性だから、これでいいよね?」
実はこれも、注意が必要です。最近の液体洗剤は、ほとんどが中性。でも、同じ中性でも設計が違います。洗浄力を売りにした洗剤をデリケート素材に使うと、油分を落としすぎて風合いがパサついたり、繊維に負担がかかることも。
ニットを洗う時は、パッケージに「おしゃれ着用」「デリケート衣類用」と書いてあるものを選びましょう。
おしゃれ着洗剤には柔軟成分が含まれており、この成分を衣類に残すことで柔らかく仕上がるので、すすぎ1回がおすすめです。(柔軟剤をプラスして使う時は、2回以上すすぎましょう。)
一気にやらなくて大丈夫

毎日の家事に加えて、しまい洗いまで……って、大変ですよね。でも、一気にやろうとしなくていいんです。
もう着ない厚手のニットから、1枚ずつでOK。薄手のカーディガンや春物の羽織は、まだクローゼットに残しておく。いつもの洗濯に1枚ずつプラスして、少しずつ進めていくと楽ですよ。


