思い込みが“黄ばみ”の原因になる。「冬ニットのしまい洗い」でやりがちな【3つのNG習慣】

掃除・暮らし

2026.03.26

洗濯研究家の平島 利恵です。 そろそろニットをしまう季節ですね。「来年も気持ちよく着たい」と思って洗濯したのに、縮んでしまった……。そんな経験ありませんか? 実は、ニットが縮む原因は「洗い方」にあることが多いんです。今回は、ニットのしまい洗いでやってはいけない3つのことをお伝えします。

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NG1:「汗をかいてないから」と洗わずにしまう

洗わずにしまうのはNG出典:stock.adobe.com

「1〜2回しか着てないし、汚れてないから大丈夫」これ、一番やりがちなNG例です。実は、ウールは湿気をよく吸う素材。着ているだけで、体から出る水蒸気を吸収しています。

その湿気には、皮脂やタンパク質が含まれているんです。つまり、汗をかいていなくても、着ただけで汚れはついているということ。そのまましまうと、時間をかけて酸化して黄ばみに。来年出した時には手遅れ……になってしまうことも。しまう前に、必ず洗いましょう。

NG2:標準コースでガシガシ洗う

標準コースでガシガシ洗いはNG

「洗濯機で洗えるニットだから、普通に洗っていいよね?」

これ、実は一番縮む原因です。ニットが縮む仕組みを、知っていますか?

ウールの繊維には、表面にウロコのようなものがついています。乾いている時は閉じていますが、水に濡れるとこのウロコが開くんです。その時に揉んだり擦ったりすると、繊維同士が絡み合って縮んでしまう。これを「フェルト収縮」といいます。

つまり、縮む最大の原因は「水の中で揉まれること」。標準コースでガシガシ洗うのが、一番ダメなんです。

縮ませないためには? 洗濯機を使うなら、「手洗いコース」「ドライコース」など弱水流のコースを選びましょう。手洗いなら、押し洗いが基本。脱水の時に、絞ってしまわないようにも注意しましょう。

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NG3:「中性ならOK」と普段の洗剤で洗う

普段着用の洗剤で洗うのはNG出典:stock.adobe.com

「うちの洗剤も中性だから、これでいいよね?」

実はこれも、注意が必要です。最近の液体洗剤は、ほとんどが中性。でも、同じ中性でも設計が違います。洗浄力を売りにした洗剤をデリケート素材に使うと、油分を落としすぎて風合いがパサついたり、繊維に負担がかかることも。

ニットを洗う時は、パッケージに「おしゃれ着用」「デリケート衣類用」と書いてあるものを選びましょう。
おしゃれ着洗剤には柔軟成分が含まれており、この成分を衣類に残すことで柔らかく仕上がるので、すすぎ1回がおすすめです。(柔軟剤をプラスして使う時は、2回以上すすぎましょう。)

一気にやらなくて大丈夫

少しずつ衣類を入れ替えよう

毎日の家事に加えて、しまい洗いまで……って、大変ですよね。でも、一気にやろうとしなくていいんです。

もう着ない厚手のニットから、1枚ずつでOK。薄手のカーディガンや春物の羽織は、まだクローゼットに残しておく。いつもの洗濯に1枚ずつプラスして、少しずつ進めていくと楽ですよ。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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