「夫婦での会話がつまらない」を解消するトークスタイル

家族・人間関係

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2026.04.15

こんにちは。家事シェア研究家の三木です。 長年、夫婦でともに暮らしているとだんだん会話がなくなっていく。そんなことありませんか? なぜ、会話が続かなくなってしまうのでしょうか。

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夫婦の会話が盛り上がらない!

夫婦の会話が盛り上がらない出典:stock.adobe.com

「今日、友達と映画を見てきたんだけど、すごく面白かったの」 妻がウキウキとそんな話を夫にはじめたのに、「そうなんだ。楽しくてよかったね」くらいしか、返事が帰ってこない。 ひどいときには「ふーん」「そうなんだ」で終わり。

昔はもっと色々と会話が盛り上がったはずなのに、いつの間にか会話がそっけなくなってしまった。

子育てが一段落してくると、子どもについての話題が減り、夫婦も「自分の時間」が増えていきます。 こうした中で、お互いに干渉し合わない時間が増え、興味の領域も変わってくることもあるでしょう。

わが家も、妻とぼくとでは、好きな趣味が全然違います。 そのため、妻が趣味の話を楽しそうにしてきても、ぼくにはチンプンカンプンで、「ふーん」となってしまうことも多いのです。

ところが、妻はぼくが自分の趣味の話をしても「ふーん」で終わることが、ほとんどない。(たまにはありますよ!) 趣味の内容には興味がないはずなのに、「そんなあなたを見ているのが面白い」と言いながら話を聞いてくれます。

「共感すればいい」に惑わされるべからず

考える男性出典:stock.adobe.com

よく女性は「共感を求めてる」なんて言われます。 ですが「興味のない話」に対して「何を共感すればいいのか」って、よくわからない男性も多いかもしれません。 たとえば「ネイル」の話をされたときに、興味も経験もなければ「かわいいネイルだね」以上の何を言えばいいのでしょうか!?

共感は大事ですが、その言葉に惑わされて、かえって「よくわからない」となることもあるかもしれません。
さて、ここまでぼくは「チンプンカンプンで……」「興味も経験もなければ〜以上の何を言えばいい!?」と書きました。
これが、とても大切なポイントです。

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2つのトークスタイル

アメリカの言語学者で、コミュニケーション、とくに男女の会話のスタイルの研究をしているデボラ・タネン博士が、男女によく見られるトークスタイルの違いについてまとめてくれています。

それが「レポート・トーク」と「ラポール・トーク」です。

レポート・トーク

男性に多いスタイル。 情報の伝達、事実の報告、問題の解決、ステータス(社会的な立ち位置)の維持を目的としたトーク。 まるで「報告書(レポート)」のように、有益な情報や結論を伝えることを重視します。

ラポール・トーク

女性に多いスタイル。 感情の共有、共感、人間関係(ラポール=親密なつながり)の構築を目的としたトーク。 今日あった些細な出来事や感情を言葉にして共有し合うこと「そのもの」に価値を置きます。女性にとって会話は、「私たちは繋がっている」という安心感や親密さを確認するための重要なツールだと言われています。

ぼくは、妻の趣味に対しての知識がないので「チンプンカンプン」「何を言えばいいかわからない」となってしまいました。 これはつまり「レポート」をしようとしていたのです。たとえば、ネイルについて妻が話してきたときに「このカラー今流行ってるよね!」など知ってることがあれば、レポート・トークができたのです。 ところが、何もないから「ふーん」で終わってしまったのです。

クライミングじゃなくハイキング

笑顔で会話する夫婦出典:stock.adobe.com

お互いが知らないことについて話をするときは、トークのモードをグッと変える必要があります。 ラポール・トークは「話をすること」が目的です。つまりハイキング。 山頂を目指す必要もなく、その景色や状況を楽しむのです。

一方のレポート・トークはあるいみクライミングです。登頂を目的とし、目標達成に重きを置きます。

ラポール・トークをするコツは「感情をいかにして引き出すか」。 事実ベースの情報にこだわらず、相手からどんどん感情を引き出すような質問や感想、意見を投げかけていく

ネイルについて詳しくなくても、「なんでそのカラーを選んだの?」とか、久しぶりにショップでやってもらった様子だったら「ネイルやってもらうの久しぶりじゃない?」など。そうしたら、そのときの気持ちや、なんでショップに行ったのかなど、話も広がります。

トークスタイルについて知ることで、会話がスムーズになります。 ぜひお試し下さい!

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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。著書に『家族全員自分で動く チーム家事』がある。

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