【医師に聞いてみた】インフルエンザの新薬「ゾフルーザ」って積極的に使うべきなの?

心と体

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2019.02.25

昨年3月に発売された、新しい抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」。発売から間もない今年のインフルエンザ流行のピーク時には、すでに50%以上のシェアに拡大しているという情報が出ています。人気の理由は何か、また気をつけなければいけないことはあるのか、有明こどもクリニック 有明院院長の小暮裕之先生に詳しく教えてもらいました。

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インフルエンザの新薬「ゾフルーザ」のメリットとは?

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ゾフルーザのメリットは、錠剤を1回服用すれば済むということです。タミフルは、5日間(1日2回服用)、リレンザも5日間吸入を続けなければいけません。体調が悪くて飲めなかったり、逆に体調がよくなったから飲まなかったという方がいますが、服用方法を守らないと体内のウイルスは減らず残ったまま…。そうすると、知らないうちにまわりの人が感染しているリスクが高いんです。ゾフルーザは1回服用するだけでウイルスを減らしてくれるので、感染リスクが低いといえます。

じつは症状が改善する期間は、他の薬と同じ!?

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1回服用すれば、インフルエンザが治るのかといえばそうではありません。インフルエンザが治る期間は他の薬と同じです。ただ、どの薬を服用する場合でも、発症からすぐのほうが効き目が早いので、インフルエンザかな? と思ったら、すぐに病院で診察を受け、薬を処方してもらいましょう。

「インフルエンザにかかって仕事を休む人が増えれば、経済効果にも大きく影響してきます。インフルエンザを広めにくいゾフルーザは、そういった意味でもおすすめです。家族内での感染も抑えられますしね」と小暮先生。インフルエンザにかかったら、まわりに感染させないことが大事ですよね。ゾフルーザは、社会的にもメリットが大きい新薬なのかもしれません。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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