一見、男運の悪い「だめんずうぉ〜か〜」の正体は、相手を「私依存」にさせたい人たち
「どうして、こんなくだらない男に尽くしているの?」と言いたくなる女性が世の中にはたくさんいます。
仕事もせず、家事もせず、ヒモのように暮らしながら偉そうにしていて、へたをしたら暴力まで振るう。こんな「最低の男」と、いつまでも離れようとしない女性たち。彼女たちは、周囲が助言すれば、たいていこう言います。
「あの人は私がいないと困るのよ」
彼女たちは、男の面倒を見ている自分に存在意義を見いだしています。薬物患者が薬物に依存するように、男が自分に依存するように仕向けているとも言えます。
男にしっかりされてはお節介も焼けなくなるわけで、いつまでも「だめんず」のままでいてくれなくてはマズいというのが本音。だから、周囲が何を言っても効果はありません。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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