常に達成感を求めているような人は、ストレスまみれになっている可能性あり
脳がストレスを感じると、それを解消するためにドーパミンを放出して快感を得ようとします。
ドーパミンは、ギャンブル、恋愛、買い物、お酒、仕事の成功など様々な刺激によって分泌されますが、その刺激に慣れてくると出にくくなり、「もっともっと」とはまり込んでいくことになります。
資格試験などに合格したときの達成感によっても、ドーパミンはたくさん出るので、それが欲しくて受験を繰り返す人もいます。
「そんな資格、いくらとっても、今のあなたの仕事に特別プラスにはならないじゃない」と指摘したくなりますが、彼らはストレス解消でそれをやっているのかもしれません。ギャンブルにはまってしまうよりは、賢いと言えるでしょう。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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