いつも渋く決めているあの人の実態とは!?【脳科学者に聞いた!vol.33】

カルチャー

2019.07.04

あなたのまわりに、年齢を重ねて、渋く決めている人っていませんか? 自制心が身についたかのように見えるかもしれませんが、じつはそうではないかもしれません。

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いつもシニカルに渋く決めているあの人は、脳が老いて感動できなくなっているだけかも

 若い頃は、「箸が転がってもおかしい」ものでした。
 ところが、年齢を重ねるにつれ、お腹を抱えて大笑いするということは減ってきます。
 こうした変化について、あたかも自制心が身についたかのように思われますが、要するに、脳が老いてドーパミンが出にくくなっているだけなのです。
 どんなことでも面白がれる人は、脳が若い証拠。あなたが楽しんでいることについて、斜に構えてバカにする人がいたら、心の中で「あなたの脳はひどく老いているのね」とつぶやいて終わりにしましょう。

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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。

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