1.歯周病とがん
これまでの研究では、歯周病ががんのリスクを高くすることが分かっています。
特に肺がん、大腸がんにおいて、歯周病が進んでいる人と、そうでない人では、がんになるリスクに差があるのだそう。喫煙は肺がんや大腸がんのリスクを高めるだけでなく、歯周病も悪くさせてしまうため、要注意です。
2.歯周病と血管系の病気(心筋梗塞、脳梗塞)
血や膿(うみ)が出る重症の歯周病の人の歯肉から入り込んだ歯周病菌は、約70秒後に腕の上腕におびただしい数到達します。
最近の研究で、歯周病菌は血液の中で血液を集めてかたまりを作ることがわかってきました。
心筋梗塞も脳梗塞も、血の塊によって血管が詰まって起きる致命傷の病気です。
歯周病菌は「血管を詰まらす原因の一つ」なんです。ブラッシングで取りきれなかった歯垢には、歯周病菌が沢山ひそんでいます! 歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境目にあて、毛先が広がらないようにやさしい力で磨いてください。歯肉から血が出る、腫れているなど、歯周病が進んでいる場合、毛先が細いやわらかい歯ブラシをお勧めします。ブラッシング時の痛みが少なくなりますよ。
毎日ブラッシングしていても、取り除かれず残ってしまった歯垢は、唾液のミネラル成分を取り込みむとさらにやっかいな歯石になります。そうなると、歯ブラシで取り除くことは難しいのです。
歯と歯肉の境目にある歯垢を日常のブラシングと定期的な歯科医院での検診、クリーニングでコントロールすることが、血管系の病気のリスクを減らし、あなたの命を守ります。
定期的な歯科医院でのメンテナンス期間は、人によって歯周病の病状が異なるため、かかりつけの歯科医師、歯科衛生士ご相談ください。
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