まとめ:歯周病菌はあらゆる病気と関わりがある
今回上げた病気は、子育て世代である20~40代では「自分には関係ない」と当事者意識を持てない病気ばかりかと思います。
それが実は、歯周病がある妊婦さんの低体重児出産や早産は、タバコを吸うことよりリスクが高いといわれているんです。今回上げた病気以外にも、歯周病の影響は、まだまだあります。あらゆる年齢の人の病気のきっかけになってしまうのが、歯周病の怖さです。
「食べるのに不便はないから」と抜けた歯を放置すると、前後の歯が倒れてきますし、下の歯が抜けると上の歯が出っ張ってきてしまうのです。きちんと噛んで食べられないと胃腸に負担をかけることにもなります。
このように歯周病は、全身の健康状態を悪くしますし、歯が抜けてしまったら、治すのにはお金も時間もうんとかかります。「痛い」などの自覚症状がないと、歯医者さんへなかなか行こうと思わない人もまだまだ多いのが現実です。その一方、虫歯・歯周病予防に定期的に歯医者さんに通っている人もいます。虫歯がないのに歯医者さんへ通う理由は、歯周病・虫歯の早期発見・早期治療と予防です。
予防のために歯医者さんに通って、時間もお金も節約して、さらに見た目もきれいで調子のいい歯を維持できれば、一石三鳥になります。子どもにも大人にも優しい歯医者さんを見つけて、ぜひ早めに行ってみてください。
【監修】
歯科医師 大原庸子
パール歯科クリニック 院長
東京都世田谷区の下高井戸駅・桜上水駅近く
https://www.pearl-shika.com/
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