ちょっとKYだけど天真爛漫な明るい役:髙橋海人
髙橋海人さん演じる中弥は、思ったことをすぐに口にして実現させようと周囲を巻き込む天真爛漫な魅力に溢れています。ゆっくりと穏やかな口調なのに「ブラック校則をぶっ壊す」など、言っていることはけっこう過激。そのギャップが面白い!
髙橋さん自身も中弥キャラを楽しみながら演じている感じが、こちらに伝わってきます。フワンフワンとした地に足がついていないようなキャラですが、可愛いKY天使といった感じで存在感があります。
自分の学生時代を思い出させるストーリー
生徒の主張を常に退けて話を聞かない頑固教師が幅を利かせる中、生徒の味方をしてくれる教師もいて少し救われます。また「下着は白のみ」「くせ毛や髪の色は地毛証明書を提出」など世の中に実在するブラック校則を問題視する社会的な側面もある青春映画で、ママたちが見過ごせないテーマを描いています。
その一方、片思いで胸ドキドキとか、心の叫びを校舎の壁に落書きとか「こんなことあったな~」と懐かしい気持ちにもさせてくれます。
SixSTONESの田中樹も出演!
本作は、謎の掃除婦に薬師丸ひろ子、校長先生にでんでん、国語教師に成海璃子、希央の母に坂井真紀など、実力派が脇をしめているので安心して観られる点も高評価。また不良グループのボス的な存在として、来年デビューするジャニーズJr.、SixSTONESの田中樹も出演。オラオラ系のキャラで物語をかき回してくれるので、彼も要チェックです!
(文/斎藤 香)
『ブラック校則』
(2019年11月1日より全国ロードショー)
監督:菅原伸太郎
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、髙橋海人(King&Prince)、モトーラ世理奈、田中樹(Six STONES/ジャニーズJr.、箭内夢菜、堀田真由、坂井真紀、成海璃子、光石研、薬師丸ひろ子、でんでんほか
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