ホテル風の本格派【フレンチトースト】
食パン1/2枚に卵1個を贅沢に使って、ホテル風の本格派の味わいに。
24時間漬け込み、パンに卵液を十分に吸わせて、とろふわ食感の焼き上がりを目指します。
冷蔵庫で漬け込んでいる間はラップをせず、卵液を蒸発させて濃度を上げることもリッチな味の決め手になります。
材料
(2人分)
卵 ·······································4個
食パン(4枚切り) ············2枚
牛乳 ·····························1カップ
砂糖 ···································30g
バニラエッセンス ··············少々
バター ·································10g
粉糖、メープルシロップ、ジャム、フルーツ(好みで) ····各適量
作り方
❶ 卵はボウルに割り入れしっかり溶き、砂糖、牛乳、バニラエッセンスを合わせてよく混ぜる。
食パンは耳を落とし、半分に切る。
バットに半量の卵液を入れたところに切った食パンを並べ、食パンの上から残りの卵液を注ぐ。
❷ バットにふたやラップをせず、そのまま冷蔵庫で半日置き、ターナーなどでパンの上下を返す。
バットの底に残った卵液をレードルなどですくってパンの上からかけ、もう半日、冷蔵庫で置く。
❸ フライパンを弱火にかけ、バターを入れる。
バターが溶けきったら、❷をフライパンに置き、ふたをする。6~7分火にかけ、裏側に焼き色がついたらひっくり返して6~7分焼いて皿に盛る。
粉糖やメープルシロップを好みでかけ、ジャムやフルーツを好みで添える。
フレンチトーストのポイント:返しは慎重に
やわらかく割れやすいので 大きめのへらがマスト
卵液を吸い込んだパンはやわらかく繊細。
フライパンにのせるときや裏返すときは、お好み焼き用などの大きなへらを使うこと!
フライパンカステラとフレンチトーストをご紹介しました。
フレンチトーストはじっくり時間をかけて卵液を吸わせつつ、同時に卵液の水分を蒸発させて、味の濃度を高めリッチな味わいに仕上げます。
前日からの仕込みが必要ですが、ひと手間かけた濃厚柔肌フレンチトーストをぜひご堪能ください。
今回教えてくれたのは:松浦達也さん
編集者・ライターにして、調理の仕組みと科学、食文化などを研究するフード・アクティビスト。
『saita』2017年5月号より抜粋
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。