季節行事を気負わず楽しむ「ゆる憧れ家事」のススメ!

心と体

 季節行事を気負わず楽しむ「ゆる憧れ家事」のススメ!

2020.02.03

日本ならではの季節行事を暮らしに取り入れる。憧れるけれどハードルが高いな、と思うことはありませんか。
こうした「憧れ家事」は、きちんと伝統に沿って行うのももちろん素敵ですが、自分ができる範囲でアレンジして楽しむのも楽しいものです。この記事では、2月に楽しみたい3つの憧れ家事のヒントについてご紹介しています。

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節分は、恵方巻を用意しなくてもいい

節分といえば、恵方巻を用意するのが定番になってきました。コンビニなどでも気軽に注文できるので、手作りしなくてもかんたんに節分気分を味わえるのも魅力です。

でも、家族の好き嫌いで用意できないご家庭もあるかもしれません。そうしたときでも、用意すること自体を諦めてしまうのではなく、ちょっとしたアレンジをしてみることができます。

具材が嫌いなのであれば、家族が好きな具材に変えてみます。恵方巻きに多く見られる海鮮類が嫌いでも、たとえば、唐揚げ入りの恵方巻なら喜んで食べてくれるかもしれません。今年の「恵方」を向いて黙々と食べるのが本来のルールですが、食べにくさを嫌がられるならば、切り分けて出してみるという対策もできます。

針供養の日に「豆腐」や「こんにゃく」を食べる

針供養は、使えなくなった針を柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して、神社に納めるなどして供養し、裁縫の上達を願う行事です。

今の時代は、ハンドメイドが趣味であるなどの理由がなければ、日々の生活で針を使う機会はあまりありません。ですから、針が使えなくなることもそうないのではないでしょうか。

使えなくなった針があるなら、神社の針供養に足を運ぶのも素敵だと思います。でも、小さな子どもがいて出かけられなかったり、そもそも使えない針がなかったりするとき。「食」に小さく取り入れてみるのも一案です。

針供養をするときのこんにゃくや豆腐を、その日のおかずにしてみます。たとえば湯豆腐、煮しめ、煎り豆腐など。普段あまり作らない料理にしてみると「行事感」も味わえます。そして、裁縫の上達をひっそりと願ってみる。これならば、おまじない感覚でかんたんに取り組めます。

 

雛人形は「雨水」の日に出す

雛人形は、二十四節気の「雨水」の日に出すのが良いと言われています。2020年の雨水は2月19日。この日に、収納の奥にしまった雛人形を出してみませんか。ひな祭りが終わってすぐに片づけたとしても、2週間近く飾っておけます。

こうした日程を知っていれば、出し忘れることもなく、また、長く楽しむことができます。

さらに、この日にひな祭りの日にしたいことを計画しておくのもおすすめです。たとえば、ひな祭り当日は、いつもの食事より少しだけ豪華にしてみる。はじめて作るものだったら、レシピを調べて、材料をメモしておくことが必要です。

季節行事の面倒さは、頻度の低さに由来します。年に1度しかないことだから、その都度考えたり、調べたりしなければいけません。でも、こうした機会を生かして、事前に計画ができていれば、ハードルの高さを感じることなく、楽しく過ごせるはずです。

伝統的なルールに縛られることなく、気軽に楽しむのが「ゆる憧れ家事」のコツです。邪道でもなんとなく楽しい、と思えたらそれが正解です。

文/三條凛花 http://365kaji.blog.jp/
整理収納アドバイザー。時間の使い方を整えることで家事や片づけがラクになる方法を提案している。著書に『時間が貯まる魔法の家事ノート』(扶桑社)など。

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