2020年も幸福度世界1位!今世界から注目されているフィンランドのゆとりある生き方

心と体

unsplash.com

2020.03.20

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パパのほうがママよりも子どもと過ごす時間が長い

また、書籍にはフィンランドの子育て事情にも触れられています。

子どもがいる家庭は家事や子どもの送り迎えに追われることはフィンランドでも同じですが、日本ほどきっちりと料理をしたりお弁当を作ったりする習慣はなく、一品料理などのシンプルな食事で済ませる人が多いのだそう。離乳食は自分で手作りする人は少なく瓶詰めのものを使う人がほとんど。
また、日本では育児休暇を取る男性は未だに目立ちますが、フィンランドでは、現在8割の男性が育児休暇を取り、最近では取ることが当たり前となりつつあるので、取らないほうが目立ってしまうのだそうです。
また小学生の子どもを持つ親は、父親のほうが母親よりも若干子どもと過ごす時間が長いのもフィンランドの特徴。フィンランドでは男性も女性も関係なく定時に帰り、子どもとじっくり過ごす時間があるようですね。

またフィンランドの教育には偏差値が存在しないというのも興味深いところ。大学名でその人の頭の良し悪しを決めることがなく、入りたい学部や研究内容で進学する大学を決めるのだそう。一定のレベル以上の大学へ行ってほしいなど、わが子へ大きな期待をかけてしまいがちな大学選びも、子どもが本当に興味のあることを突き詰めることができるのは素晴らしいことですよね。

その他にも、この本にはエクササイズ休憩やコーヒー休憩があるフィンランドのユニークな働き方や長期休暇を取る際の工夫、至るところでサウナがコミュニケーションの場になっている日常などが紹介されていて、フィンランドの生活や根ざした考え方などがよく分かります。

 

 

この国が日本より優れているというわけでは決してありませんが、いいところを取り入れることができたら、日本の女性も今より生きやすくなるのかもしれないと考えさせられたこちらの本。日々やることに追われている方は、フィンランド流の働き方や生き方を少しだけ取り入れてみてもいいかもしれません。

幸福度1位の国フィンランドから幸せに生きるヒントが学べる

出典:www.poplar.co.jp

 

 

 

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』
著:堀内 都喜子
発売日:2020年1月10日
詳細・購入はこちらから:ポプラ社HP

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

mamiWaka

mamiWaka

語学系出版社でワーキングマザーを経て、現在はフリーのライター・編集者。分かりやすく読みやすい、役立つ記事を目指しています。

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