自分がやらなきゃ、という主体性は育つの?
家事シェアのコツ
まずは相談者さんが何を家事シェアしてくれたらパートに出て働きやすくなるかを考えてみましょう。家事を普段やってなかった人に、いきなり自由回答で「どれをしてくれる?」と聞いても「比較的楽そう、できそう」なものしか出てきません。それであれば何をしてもらえば楽になるか、先に話してみましょう。
たとえば、こんな感じです。
「いつも洗濯物の行方を聞かれるから、自分の洗濯物は自分でたたむようにしてほしい」
「夕飯後の時間はみんなで家事タイムにしたい。ママは食器洗いをするからお風呂掃除をして」
「朝の時間がとても忙しいから、ゴミ出しをしてほしいな」
家事は流れの中で行うものですから、なにかタスクだけを切り取るよりもこうして前後の流れや理由を伝えてあげたほうが伝わりやすいと思います。
そしてさいごに。
ゆだねた家事については、
- 「やっているところを見ない」
- 「いつやるの?」と口を出さない
まず、やっているところをじーっと見てしまうと、やり方の違いや要領の悪さが目について口を出してしまいたくなります。それが、相手のやる気をめちゃくちゃ損なわせてしまいます。
もしやり方がわからなければ聞いてくる。それを信じましょう。
そして失敗も大切な経験です。
「自分がやらなかったら、ゴミ箱からゴミがあふれているな」という気付きが責任感につながるのです。
そして「いつやるの?」と口を出さない。
任せたからには、担当している人のタイミングにゆだねてください。
ちゃんと委ねる姿勢を示していかないと、いつまで経っても「自主性」は芽生えていかないものです。
相談者さんのご家庭の家事シェアがうまくいきますことを願っております!
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