関心のあるものを家族で探究する、家庭内「文化部」のススメ

ライフスタイル

2020.04.18

我が家では最近、「文化部」を再始動させました。結婚当時に夫と2人で関心のあるものを家族で探究するという趣旨で「文化部」と名付けた2人の時間です。
夫婦間の話なので再始動もなにもないんですが、子どもが産まれて以来、休部状態だったので気持ち新たに始動させようということになりました。

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関心のあるものを、プレゼンする。相手に自分の熱量を届ける面白さと難しさ

キノコ好きな私は夫とキノコ展へ行ったことも

我が家の「文化部」はプレゼンするまでの期限を決めて、自分で決めたテーマについてプレゼンする、というものです。テーマはなんでもいいんですが、「自分が関心のあるもの」が条件。
音楽や舞台、スポーツなど、とにかく今自分が関心のあるものを自分で選んでプレゼンをします。「相手にプレゼンをする」というのがポイントで「アウトプットを意識しながらインプットをする」というところがいいプレッシャーにもなります。さらにアウトプットすることでより自分のインプットの解像度が高くなる、というメリットがあります。

「文化部」を始動させると自分が大好きなものはもちろん、ちょっと興味があるけど、なかなか手を出せないものにチャレンジするきっかけになります。

自分たちが「文化部」で設定してきたテーマ(これまで落語やクラシック、現代アートなど)は、少しずつではありますが、私たちの生活を面白く、そして豊かにしてくれていました。

例えば、ふとした瞬間に耳に入ってきたBGMが以前「文化部」で調べたクラシックだとするとちょっと嬉しかったり、舞台を見ていても「あ、これはあの古典落語のオマージュかな」と気づいたりできるんです。

「文化部」再始動を阻む心の葛藤

以前のことを思い出すと「文化部」はやってみてよかったなぁ、とおもいます。
子どもの誕生以来休部状態だった「文化部」を再始動させようか。

でもインプットからアウトプットまでの過程に結構パワーを使うのも以前のことを思い出すとわかっているので、また同じようにできるかなぁと思う気持ちもありました。

再始動をするにあたっての一番の不安要素として「2人揃ってテーマにした題材に関連したものを一緒に見れないケースが多いこと」がありました。子どもが産まれて以来、それぞれが夜や休日を使って自分の見たいライブや寄席や展覧会を見に行くことはあっても、2人揃って行くことはなかなかできずにいます。せっかくのアウトプットを揃って体感できないのはとてももったいない気がしていたのです。

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著者

堀江由香里

堀江由香里

人材業界のベンチャー企業にて新卒採用や内定者・新入社員研修などを担当後、2008年にNPO法人フローレンスに転職。事業部長などを経て「子育てや介護などの理由に左右されずに働くことができる社会」を創るべく、2010年にNPO法人ArrowArrow設立。

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