料理、洗濯、掃除……その陰に隠れた名もなき家事ごとシェアしたい!
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“外出自粛で家にいる時間が長くなったので、この機会に家族に「家事の全容」を知ってもらいたいです。
そして「言われなくても協力し合える家族」になりたいのです。
例えばティッシュペーパーがなくなったら替える、排水口が詰まっていたら掃除する、お茶がなくなっていたら補充するなど。
「名もなき家事」と言われていることに関しては「気づいた人がやる」という家族になるべく、まずはどんなふうに家事の全容をしってもらい、話し合えばいいでしょうか。
家にみんなでいる時間が長いので、話し合ったり家事を教える時間はたっぷりあるので、このチャンスを逃したくありません。”
「家事の全容を知ってもらう」ためのゲーム
はじめまして。NPO法人tadaima!という団体をやっております三木智有といいます。
tadaimaでは家事シェアをする方法やする意味をパパ・ママに向けて広める活動や、元インテリアコーディネーターだった知識を活かして子育て家庭のためのモヨウ替えコーディネートを行っています。
家にいる時間が長くなったいま。家のことをみんなで考えてみるにはいい機会ですね。「家事の全容を知ってもらいたい」という気持ちは相談者さんだけでなく、たくさんのママが抱えているかもしれません。
今回は、この時期だからこそやってみて欲しい「家事の全容を知ってもらう」ためのゲームをご紹介しますね!
「名もなき家事」は出てきたタスクに気がつく力
まず、相談者さんも気になっていた「名もなき家事」。ひとつひとつが細かいこれらには「気づいた人が気づいたときにやってほしい」と思いますよね。だけど実際には気が付きもしないという人が多いんです。
たとえば、トイレットペーパーを使い切ったとき。「次の人のことを考えて、新しいのに付け替えておく」なんて言われなくてもやって欲しい。けどこれをやれない人はシンプルにそのことに気がついていないことがあります。
「気が付かないなんてある!?」と思うかもしれませんが、あるんです。実際に色んなパパから「トイレットペーパーを使い切ったかどうかなんて気にしたことなかった」「え? なくなってた?」「なくなったけど、次使う人が自分で出せばよくない?」なんて声を聞いたことが何度もあります。
これらを「誰かが負担していること」なんだって気がついてもらうためにはどうしたらいいでしょうか。
全体像を一方的に見せない
家事の全体像を知ってもらうやり方でまず思いつくのが、ママが家事タスク一覧をつくってパパや子どもたちに見てもらう方法。ネットを探せば、すでにたくさんの一覧表が溢れています。だからそれを使ってやれば簡単です。
ただ、出されたタスク一覧を眺めても細かな一つひとつなんて絶対に覚えません。
「ほー! ママは大変だ! じゃ、手伝えることはがんばろう!」
とは思ってくれるかもしれませんが、全体像を知ったとはなかなか言えません。
そこで家事シェアのワークショップなどでもよくやってもらうのが「家事探しゲーム」です。
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