「溶けないアイス」にはどんなからくりがあるの!?
溶けないアイスは、食べる際に汚れづらくゆっくり食べても安心ですね。でもどうして溶けないのでしょうか? 何が入っているのか気になりますよね。
実は、寒天を入れることで溶けないアイスが実現できるんです。
なぜ寒天で溶けないアイスが作れるのでしょうか?
寒天は70℃以上にならないと溶けないという性質をもっています。ちなみにゼラチンは寒天よりかなり低い温度である25℃くらいから溶け始めてしまいます。そのため寒天を使うことで溶けないアイスが作れるのです。
それでは実際に溶けないアイスを寒天を使って作ってみたいと思います。
「溶けないアイス」の材料で重要なのは寒天!
【「溶けないアイス」材料】アイスポップ型約6本分
・牛乳 400ml
・粉寒天 4g
・砂糖 30g
・フルーツ 適宜
こちらの材料は6本の分量なので、自宅にあるアイスポップ型の容量を見て実際の容量を決めてください。
溶けないアイスを作っていきましょう
1. アイスポップ型を軽く濡らし、その中にフルーツをいれます。
2. 鍋に牛乳、砂糖、粉寒天を入れます。
3. 火をつけて焦げないようにゆっくり混ぜながら加熱していきます。
4. 沸騰したら弱火にしてさらに2分ほど加熱します。
5. (4)をアイスポップ型に入れます。フルーツが下に沈んでいる場合は、軽く混ぜてあげるときれいなアイスになります
作り方もとっても簡単です。材料を用意して混ぜたら、あとは冷凍庫に入れて、4時間ほど冷やせばできあがりです。
溶けないアイスはプルプル食感がおいしい!
実際にでき上がった「溶けないアイス」を食べてみました。サクっとした後に、プルンとした食感。そうなんです、溶けないアイスは凍ったゼリーのような食感です。
普段食べているアイスとは少し食感が違いますが、味は懐かしい味でとってもおいしいです。
溶けないアイスは本当に溶けないの!?実験してみました
本当に溶けないアイスは溶けないのでしょうか? 実際に試してみたいと思います。
お皿に溶けないアイスを置き、このまま40分間室温で放置してみます。
40分後……。溶けていません。でもよくよく見ると、アイスに水滴がついています。
アイスをお皿に押し付けてみると、こんな形でグニュっと曲がります。こんなアイス初めてです! 子ども達もこの様子を見て驚いていました。
なんとこの「溶けないアイス」、室温で40分置いてもとけません!
食べてみたところ、牛乳ゼリーのようなお味でした。簡単に作れておいしく、子ども達にも大人気だったので、この夏にたくさん作りたいアイスです。
楽しみにしていたアイスがとけて落ちてしまった……
なんてことにはこのアイスならなりませんね。凍っていたほうが「アイス」感がありますよ!
ぜひ作ってみてください。
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